「戯画図巻」の世界 競う神仏、遊ぶ賢人

  • KADOKAWA (2024年3月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784044007737

作品紹介・あらすじ

銃を撃つ観音菩薩、一寸法師に追われる弁慶、腕相撲する法然と日蓮……。江戸時代前期、狩野派の絵師たちの手で描かれた絵巻「戯画図巻」。
別名「異代同戯図」の名の通り、神仏、鳥獣、歴史上の人物による、諧謔に満ちたコラボレーションが繰り広げられる。なぜ描かれたのか。そして、何を意味するのか。文学、美術、歴史のスペシャリストが集い、その謎を解明する。
初公開を含む、4本の全図をフルカラーで収録。

■全図収録
狩野昌運筆『異代同戯図巻』(福岡市美術館蔵)
狩野昌運筆『異代同戯図』(國學院大學図書館蔵)
狩野為信筆『戯画図巻』(フランス・ギメ東洋美術館蔵)2巻
伝狩野探幽筆『戯画図巻』(香雪美術館蔵)2巻

■編者・執筆者
齋藤真麻理(国文学研究資料館教授)
井田太郎(近畿大学文芸学部教授)
大谷節子(成城大学文芸学部教授)
勝盛典子(元 香雪美術館館長)
加藤祥平(徳川美術館学芸員)
門脇むつみ(大阪大学大学院人文学研究科教授)
粂汐里(国文学研究資料館特任助教)
黒田智(早稲田大学社会科学総合学術院教授)
斉藤研一(立正大学文学部特任准教授)
山本嘉孝(国文学研究資料館准教授)

感想・レビュー・書評

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  • 狩野探幽、昌運など、狩野派の大家による鳥獣戯画的な作品集。生き生きとした動きのある描写が素敵であるのと同時に、これがマンガのルーツなんだなとしみじみ思います。

  • 江戸時代に狩野派の絵師によって描かれた戯画の数々。
    それぞれの絵に詳しい解説があるので能や謡に知識がなくとも込められた意味を知ることができました。
    鵜飼をする普賢菩薩や火縄銃を構える白衣観音が生き生きとした姿で描かれておりずっと見ていられそうです。

  • 「鳥獣戯画」だけでない。江戸時代狩野派の絵師によって描かれた戯画。日本のマンガ的想像世界の血脈。孔子や小野小町、酒呑童子、猿、海老、観音様、諸葛亮孔明、七福神に登場するような面々が縦横無尽に登場。表情、仕草が面白い。解説もしっかり。図版の拡大図がもっと欲しかった。

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著者プロフィール

国文学研究資料館教授・総合研究大学院大学教授(併任)
著書・論文:『異類の歌合―室町の機智と学芸―』(吉川弘文館、2014年)、『妖怪たちの秘密基地―つくもがみの時空―』(平凡社ブックレット、2022年)、『戯画図巻の世界―競う神仏、遊ぶ賢人―』(編著、KADOKAWA、2024年)など。

「2024年 『『源氏物語』創成と記憶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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