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Amazon.co.jp ・本 (112ページ) / ISBN・EAN: 9784044019013
作品紹介・あらすじ
土佐守紀貫之が承平4年(934)12月に土佐を出港して翌年2月京に帰り着くまでの旅日記。女性の筆に擬して書かれている。『古今和歌集』の仮名序を書いた著名な歌人である貫之、和歌を多く取り入れた平安時代の仮名文学の先駆作品として、その自由奔放な書きぶりは文学史上高く評価される。当時の交通・海賊・民間信仰の資料としても貴重。明応元年(1492)頃まで現存した貫之自筆本を最もよく伝える青谿書屋本を底本とした。
みんなの感想まとめ
平安時代の旅日記は、紀貫之が土佐から京へ帰る55日間の道中を描いています。女性の視点を借りて書かれたこの作品は、当時の交通事情や海賊の脅威、さらには地名を通じて、千年前の日本を身近に感じさせてくれます...
感想・レビュー・書評
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土佐への赴任を終え京に戻る、寄港地での出来事を女性を装って書き残した
男は漢文、女はかなの時代、かんたんな文章を書きたかったのか
住吉や鳥飼など身近な地名が出て来て1000年前のことが最近の事のように感じられる
京を出るときは元気だった娘が帰京の舟にいないことを繰り返し嘆く -
土佐から京まで55日もかかって帰って来ている。
今なら車で5.6時間で着くところを55日とは信じられない。
だからこそ現代とは感覚が全く違い、本当に感じるところが多い。
関西や四国に住む方は感じるところが多いはずです。
なので是非、読んでいただきたい。 -
当時、貫之がみた海は今と同じものだったのだろうか。
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紀貫之の女装日記ということで有名な土佐日記。全編通してきちんと読むのは初めてでした。
解説に拠れば、女性向けの歌の指導書を意識したのではないか、とか。
波のようすや松原のうつくしさ、渚の院に素直に感動したり、亡き娘を恋い慕ったり、おおらかにのんびりと日々をつづりつつ、天候や海賊の不安など、当時の航海の容易でないこともうかがえます。
饗や供物など贈与関係に言及が多かったのが個人的に興味深かったです。かへりごと(返礼)をとても気にしているようでした。
書き手を擬して、自身を皮肉ったりするところに貫之のユーモアを感じたり。
文体はわりと素朴な味わい。簡潔で、気楽に読めます。
本文はともかく歌はまだまだ読みにくいので、要勉強です。 -
先日、紀貫之の『土佐日記』を図書館で借りて読みました。
今まで教科書で部分的に読んだことはあったのですが、全体を通して読んだことはありませんでした。
割と短い話なのですぐに読み終わりました。
やはり作品は全体を通して読んでみないとその本当の良さは分からないように思います。
今回読んでみて、『土佐日記』は歌が面白いと思いました。
子どもの詠む歌は素直でかわいいですし、色々な身分の人が歌を贈答しあうのも風流ですね。
滅多に歌を詠まない人も宴会では詠んでみたりして、でも誰からも返事がもらえなくてガッカリして帰ってしまったなんてこともあってなかなか面白いです。
それから、船旅の遅々として進まないことといったら今では考えられないくらいです。雨が降ったらとにかく停泊して、何日も同じ場所から移動できない状態が続きます。
けれども皆さんのんびりした性格みたいで、呑気に歌なんぞを詠んでいます。そこがまた良いのですけど。
当時は海が荒れたらそれを鎮めるために海神(ワダツミ)に捧げ物をする風習があったみたいで、ちょっと信じられないですけれど、鏡を捧げた途端に空が晴れて波が静まったなんていうエピソードもありました。
どうして海神が鏡を好むのかは勉強不足でよく分からないのですが、三種の神器の一つにあるくらいですし、鏡には何か特別な意味があったのでしょうね。 -
高知などを舞台とした作品です。
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10年9月 読書会課題図書②
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著者プロフィール
三谷栄一の作品
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