新版 枕草子 上巻 現代語訳付き (角川文庫 黄 26-1)

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レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044026011

作品紹介・あらすじ

約三〇〇段からなる随筆文学。『源氏物語』が王朝の夢幻であるとすれば、『枕草子』はその実相であるといえる。中宮定子をめぐる後宮世界に注がれる目はいつも鋭く冴え、華やかな公卿文化を正確に描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 言うまでもなく三大随筆の一つ。宮廷内の話が多いので、予備知識がないと何言ってるのか分からないところが多い。それを差し引いても、例えば正確な書き方は忘れたが、「自分のことは棚に上げて他人の悪口を言うことほど楽しいことはないのに、悪口は良くないとか言うやつらムカつく」みたいなこと書いたりしてて、やっぱ人間だよねーって面白かったりする。じっくり読もうとせず、よくわからん部分は流し読みして残りの半分を楽しむのが吉。

  • 時間はかかるけど、じっくり読んでます。
    まず原文を読み、わからない言葉もあるので何となくこんな感じ? 程度の把握をしてから、本の後半の現代語訳を読みます。そして再び原文に戻って、時には原文の最後に付いてる傍注も引きつつ、先に進んでいきます。
    学生時代に教科書で習った箇所が時々出てきて、案外と細かい内容を覚えているのに驚きます。これが古典の底力ということでしょうか。
    高校生ぐらいまで全く魅力を感じなかったのですが、大人になって読むと思いもしなかった味わいがあります。

    ……年取ったんでしょうかね、やっぱり……。

  • 初めこそ原文と訳文を比べながら読みましたが、ほぼ現代語訳で読んだのでした。読んでみてとくに心に残ったのは、犬が打たれる話、雪山の話など。こうして、ちびちびとゆっくり『枕草子』を読んでみると、僕自身の回復と充電がすすむような感じがしてきました。おまけに自分にくっついていた雑多なあれこれが、いつのまにか落ちていて身軽になっているような感じがしてくるし、違う地平が見えてきた気さえしてくる。……ということは、これはつまり、現代の空気がいかに毒気を帯びているかを物語っているのではないのか。

  • 平安時代中期に中宮定子に仕えた女房、清少納言により執筆されたと伝わる随筆です。本作の成立は複雑で伝本間の相異が大きいですが、本書は三巻本(雑纂形態)を底本としています。物語と違って話の筋を追う必要もないですし、各段はそこまで長い文章ではないので、親しみやすい作品だと思います。清少納言の感じた「をかし」は現代にも通じると思います。四季や日常生活、宮廷の様子などを上手に切り取っています。今でも第一段の冒頭「春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく…」は古典の授業で暗記させられたりするんですかね。

  • 本当に大好きです。千年の時を経てもまるで目の前にいる友達のような存在です。自分の中では清少納言はカリスマ。同じ時代に生きてたら多分ファンレター書いてサインせがんでたりしていたと思います。笑

  • 田辺聖子の「むかし あけぼの」を読み返したのを期に、原文にあたってみようと購入。めちゃくちゃ面白い。清少納言の人となりが率直に表れていて、きっと現代に生きていても付き合って気持ちの良い人物だろうと思える。
    解説、注も充実。解説にある、「枕草子は随筆にカテゴライズされるべき作品ではない」という内容が非常に興味深かった。これは、清少納言が中宮定子を主人公に描いた物語だと思ったほうがいいのかもしれない。
    (2015.9)

  • センス溢れる、清少納言のマイフェイバリットシングズ。

  • たまには「古典」も読んでみようと思ったが、読み終えるまでに思いのほか時間がかかってしまった。さて、肝腎の感想としては、たしかに面白く感じる部分も多く、なるほど読み継がれてきた理由もよくわかった。とくに、雪山について勝負する場面などは、今日的な小説の題材としてもなかなかおもしろいと思う。いっぽうで、元来が他人に見せる前提で書かれた作品ではないから、まとまっていないこと、とりとめがないこともかなり多く、読んでいても「ふ~ん」で終わってしまうことも少なくなかった。ただ、全体的にはやはりよくできた作品であるとの印象を持った。なお、訳注に不満があり、「読み物としての註釈=単語の説明など」と「校訂についての註釈=異本との相違点など」はわけてほしかった。和歌の訳がないのもマイナス・ポイントだ。

  • 日本の古典にも親しみたい、って、しょっちゅう思っては果たせずにいる気がする。

  • 蓑虫はなぜ鬼の子なんだろう…。

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