方丈記―付現代語訳 (角川ソフィア文庫 (SP34))

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  • 角川学芸出版
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044031015

感想・レビュー・書評

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  • 実際には青空文庫の旧字旧仮名版を読んでいますが、内容を手っ取り早くつかめる(だろう)訳付版にリンク。角川版は未読ですが、古語辞典で定評があるのだから大丈夫だろうと・・。
    年に何回かは読み返す定番の文章。「行く川のながれは絶えずして・・」の出だしは有名だけれど、フルバージョン完読している人はあまりいないかもしれないので、2011年の1冊目として選抜。内容は「鴨長明の哲学と事件簿」といいったところで、火事があった、遷都してみたけれど失敗した、干ばつで飢饉が起こって大量の死者が出た、大地震があって以下同・・というようなことがつらつらと書かれています。日本って800年前とあまり変わっていないのかも。でも大飢饉がなくなったのは良かったな。「無常観」の文学ということになっていますが、この「無常」という感覚は学生より社会人の方がしみじみするかもしれません。同様の無常観を持った「小屋文学」の米国版は、ウォールデン(別掲)にてどうぞ。

    青空文庫の方丈記へのリンク
    http://www.aozora.gr.jp/cards/000196/card975.html
    ipod touchでは豊平文庫使用、Kindle DXでは青空キンドルさんのサイトで変換したPDFで読んでいます。DXだと本文はたったの8Pにおさまります。

  • 冒頭の「・・・よどみにうかぶ、うたかたは、かつ消えかつ結びて、ひさしくとどまりたるためしなし。・・・」などの韻律が心地よい。「知らず、生まれ死ぬるひと。いずこより来たりて、いずかたへか去る」も良い。名文も多く、歌うように読める。文章のリズムを学ぶ本。

  • この頃と現在とでは世の中は大きく変化したように思われるのに、人間というのはあんまり変わらないものなんですね。私が今苦しんでいるこの悩みも、きっとずーっと昔から沢山の人たちが何度もぶち当たってきたものなんだろうなあ。

  • 鴨長明(によって書かれた中世文学の代表的な随筆。

  • 昔古文の教科書として購入。
    今もたまに読みます。

  • 何のことはない。人間はいつの時代も変わらないのである。中世文学独特の文体から浮かびあがる平安の世。そして自然の美しさ。鴨長明のような「社会」を見る力こそ、現代の人々が持つべきものではないだろうか。

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