- 角川学芸出版 (2013年4月25日発売)
本棚登録 : 60人
感想 : 5件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784044052140
作品紹介・あらすじ
世界の一流アスリートの動きは、頭のなかにある錯覚を削ぎ落とし、感覚を研ぎ澄ますことから生まれる。ボールを蹴るとき、支持脚ではなく、蹴り足に体重をかける「二軸動作」キックをはじめ、アスリートたちが見せる、驚きのパフォーマンスの事例を挙げながら、科学と感覚の両面から、身体運動の不思議に迫る。正しいからだの基礎知識と、合理的な「からだの動かし方」を、スポーツ・バイオメカニクスの知見から解き明かす!
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
身体運動の奥深さとその科学的理解を探求する本作は、アスリートの動きの本質に迫ります。特に「二軸動作」や「なんば走り」といった具体的な動作に焦点を当て、意識と感覚の乖離についての洞察が深められています。...
感想・レビュー・書評
-
二軸動作の感覚を味わいたい。
意識化することで本来の生物的な動きとは異なっていってしまう。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小田伸午教授(関西大学人間健康学部)による、ヒトの動き、特にスポーツにおける身体操作や運動生理、生体力学についての解説書『アスリートの科学』。
「科学」とあるけども、客観性と主観性、そしてそこにある矛盾も包含した解説で、興味深く納得のいくものだった。
第2章『運動時のエネルギー供給のしくみ』では、八田秀雄先生(東京大学教養学部統合自然科学科教授)の「すべての運動は有酸素運動である」説を深く紹介して、有酸素運動/無酸素運動という2項分類に対する疑問を呈しておられる。乳酸=疲労の原因という旧来の考え方に固執してはいけないなと反省。
「動き」に関しても、科学(客観視、外部観察)から生み出される解釈の誤謬に気がつくべきだと感じた。
また、観察対象(アスリート)に対するる研究者からの視点(感覚)も「見るひとの感覚が変わると、みえてくるものも違います」とのこと。これも納得。
アスリートの身体能力/運動能力の理解のみならず、リハビリテーション分野にも当てはまる事柄が満載で、楽しめて読めた。
----------------
【内容(amazonより)】
世界の一流アスリートの動きは、頭のなかにある錯覚を削ぎ落とし、感覚を研ぎ澄ますことから生まれる。ボールを蹴るとき、支持脚ではなく、蹴り足に体重をかける「二軸動作」キックをはじめ、アスリートたちが見せる、驚きのパフォーマンスの事例を挙げながら、科学と感覚の両面から、身体運動の不思議に迫る。正しいからだの基礎知識と、合理的な「からだの動かし方」を、スポーツ・バイオメカニクスの知見から解き明かす。
----------------
【目次】
第1章 筋力発揮の科学
第2章 運動時のエネルギー供給のしくみ
第3章 脳と運動の科学的基礎
第4章 ヒトの身体の動き
第5章 走運動の科学
第6章 各種スポーツにみる2軸動作
第7章 2軸動作を目指した学生とのやりとり
---------------- -
まず、なんば走りに興味を持った。数年前から一部で話題になって、言葉だけは覚えていたが、自分も完全に誤解していた。記述だけからは今ひとつ実感がわかず、同説明とおりにやってみてはいるが、まだできず・・・。意識と感覚とのずれについての指摘には深くうなづく。そうなんです、どう伝えればいいのかが判らないのです。例えば半田づけの仕方のコツとか。TIPSを言葉でいいあらわすのは難しいのか、と改めて思う。そしてその解決策の1つに科学的アプローチで定量表現する、というのがあるのかと。
音楽(楽器演奏)にも適応可であることも示されているので、例えばピアノ演奏上達に関する調査ネタを紹介してもらえるとありがたい。他、多種多様な応用がききそうで、楽しみが増えた。 -
意識をはずす
股関節の動きに注目 -
筋が関節をまたいで描かれないというのはびっくりだったけれど、解剖やらなきゃそうだよなぁと納得。
グルーブ=身体性と捉えて発表する人がいたのは非常に面白かった。
軸による筋の付き方の違いが出るであろうから、研究が進むに連れて日常生活におけるトレーニングが出てくるであろうと期待。
著者プロフィール
小田伸午の作品
