ひとりの夜を短歌とあそぼう (角川ソフィア文庫 D 102-2)

著者 : 穂村弘 東直子 沢田康彦

• 角川学芸出版 (2012年1月25日発売)

感想・レビュー・書評

[koropoさんの感想 · 2012年4月19日]

ひとりの夜を短歌とあそぼう。穂村弘さんと、東直子さんは、大好きな歌人。おふたりの、短歌だけでなく、エッセイや小説にあふれる、「言葉への愛」つまりは人間への愛を、勝手に受け取っています。３１音にこめられた想いを、おふたりがいろいろ読み解いていく様はスリリング。日常の皮を一枚一枚はがして最後に残る人間性までも見透かしているかのようです。歌は人なりって感じかなぁ。

[okky265さんの感想 · 2018年2月27日]

歌人が何を考えているのか、少しだけ垣間見ることができた気がする。
一般的な言葉のルールや暗黙の了解を、絶妙な距離感で破るのがいいのかな。
ちょっと短歌を詠んでみようかと思った。

[ぱぱいや33さんの感想 · 2014年2月9日]

短歌は短くても読むのに時間がかかるから旅用にちょうど良いと思ってたのだ。9㎜武道館のお供に。やっぱりぴったりだった。短歌を作りたいを思いながらできていない。こういう同人に入ればいいのか。いや、投稿すればいいのか。こないだテレビでもやってたもんな。みんな上手だ。お題が『芽キャベツ』ってのも面白い。やっぱり短歌つくりたいな。

[mayuさんの感想 · 2013年9月25日]

積読していたのを、きちんと(？)短歌を作るようになってやっと読めた本。評が面白いと思うようになるなんて！
自分に足りないところがわかった気がして、なるほど今度はこうしようと思え、大変勉強になりました。

[stanabeさんの感想 · 2012年4月29日]

詠めそうで詠めない。嫉妬しながら読みました。うまいなあ。

[neeskensさんの感想 · 2012年2月15日]

前作「短歌はじめました」と同様、沢田康彦主宰「猫又」に寄せられた短歌を沢田、穂村弘、東直子が評価する形式。読んでいて加わりたくなるくらい楽しい。有名人も顔を出す同人たちの個性がよりクリアになった。何人かはファンになりそう。仕事に疲れた帰りに助けていただきました。

著者プロフィール

穂村 弘（ほむら・ひろし）：1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し（ウサギ連れ）』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」