風姿花伝・三道 現代語訳付き (角川ソフィア)

  • 角川学芸出版
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本棚登録 : 375
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044055011

作品紹介・あらすじ

能の大成者、世阿弥の能楽論は、衰えることのない不変の花による、役者としての舞台の成功を求めるための理論といえる。能を演じるための実践的な内容のみならず、美の本質に迫る芸術論としての価値も高く、「まことの花」「時分の花」「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず」など有名な文言も多く擁されている。あわせて、幽玄能の構造を解き明かす能作の書『三道』を収録。世阿弥の能楽論を詳しく読み解く1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 第一人者による解説・現代語訳付の『風姿花伝』外。現況、之以上のものはないだろう。
    芸術論として、他の芸術を志す者にも有益。

  • 非常に難しい。
    三辺くらい、朗読までしながら読んだけど、やっぱり難しい。理解できないところが沢山あります。

    これは能のプレイヤーに向けて書かれたものなので、その種の職業についていない私が読んでも意味が分からないのは当然と言ってしまえばそれまでなのですが(笑)。

    もう少し若いころに読んでおくと良かったかもしれない、と後悔しています。また、もう十年くらい経ってから読んでみたいとも思っています。

    それから、現代の能は「勝負」の場ではないのですが、世阿弥の頃は権力者の前で行う「立会い」の能で「勝つ」ことが非常に重要であったらしく、いろいろと面白いことが書いてあります。

    「勝負の神」があっちこっちに移動する、ということは、私なんぞがプロ野球を見ていてもなんとなく感じることです。
    いま、勝負の世界に生きている方は結構いらっしゃるかと思うので、そういう方にはリアルで役立つかもしれません。一読をお勧めいたします。

  • 風姿花伝・三道 現代語訳付き(角川ソフィア)
    著作者:世阿弥
    角川学芸出版
    タイムライン
    https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

  • 室町時代の猿楽師である世阿弥の能楽論の本であり、「秘すれば花なり。秘さずは花なるべからずとなり。」で有名な書。

    個人的は「上手は下手の手本、下手は上手の手本なり」はすべての事柄に通じる、素晴らしい言葉だと感じた。

  • 1.この本を一言で表すと?
    ・芸の奥義を伝える本

    2.よかった点を3〜5つ
    ・上手は下手の手本、下手は上手の手本(p121)
    →何事からも学ぶ姿勢が必要。慢心自惚れを戒める言葉として素晴らしい。
    ・たとえ指差されて人に笑われても、そんなことは意に介さず声が無理なく出せるような調子で夜間・夜明けの稽古(p25)
    →覚悟と努力が必要。この年齢の時にそれができるかどうかが人生の分かれ目。
    ・上がるは三十四−五までのころ、下がるは四十以来なり(p38)
     →若いころに頭角を現さないといけないということ。今の自分はどうか考える。

    2.参考にならなかった所(つっこみ所)
    ・三道の部分は能の作り方が具体的すぎてあまり頭に入らなかった

    3.実践してみようとおもうこと
    ・なし

    4.みんなで議論したいこと
    ・「花」とは何か?

    5.全体の感想
    ・自分を知ること、芸を磨くこと、謙虚に学ぶこと、真摯な姿勢、どれも基本的には成功するための王道だと思いました。
    ・芸を磨くということは人生そのもののような印象を受けました。 

  • 風姿花伝読了
    松岡正剛の言うように、現代語訳は間抜けてるので、原文で読んだ
    意味が通じないとこだけ、訳文を参照しつつ

    秘すれば花なり。秘せずは花なるべからずとなり。この分け目を知る事、肝要の花なり。

    いずれか四季折節の時の花のほかにめづらしき花のあるべき。

    花と、面白きと、めづらしきと、これ三つは同じ心なり。いづれの花か散らで残るべき。散るゆゑによりて、咲く頃あればめづらしきなり。

    などなど。

    日本を代表する達人の秘する花をば読める時代、クールジャパンとかぬかすなら、読んでるんですよね?これくらいは?

  • 2010/11/19

  • 古典

  • 若さゆえにちやほやされていることを本当の実力だと勘違いすると年を重ねた時に自分の力で勝負する時に苦しむ。
    時分の花、まことの花をわきまえて精進することの大切さを説く。

    「秘する花を知ること」もそのとおりだ。
    企業活動でも知ってしまえばどうということはないことでも、これが知られていないからこそ優位性に繋がるということが多い。
    ただし、個人としての信頼を高めるためには秘匿するばかりではダメだろうから、その辺のバランスとどこまで出してどこからをボカすか、は戦略的にやるべきなんだろう。

  • まじめにも古文も読んで、えらい時間がかかってしまった。「三道」は、ガチな能作論だが、「風姿花伝」の方は、汎用的な演劇、芸能論、キャリア論とも捉えられるので、良かったと思う。

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