知っておきたい日本の神様 (角川文庫ソフィア)

著者 :
  • 角川学芸出版
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レビュー : 59
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044057015

作品紹介・あらすじ

八幡神社・天神社・稲荷神社などは、なぜ全国各地のどこにでもあるのか。近所の神社は、どんな神様をまつっているのだろうか。知っているようで知らない日本の神様を一堂に会し、その由来、系譜、ご利益のすべてを解説。お参りしたい神様がわかる、神社めぐり案内の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • H29年度イベント「ブックリンク~本でつながる心と心~」で、中学生が紹介してくれた本です。

  • 歴史本を数多く書いている有名な先生で、わかりやすく書いてはいるんだろうが、説明が省略しすぎて結果間違った記述になっている箇所もある。歴史本は複数を読み比べないとダメだなと痛感した。神社の話が多く、思想的な話は少ない。

  • 日本の神様について,おおまかに知りたいのであれば,簡単に読めるので,良いと思う。
    あたりまえだけど,同じシリーズで出ている,「知っておきたい日本の神話」とかぶるため,物語も一緒に楽しみたいのであれば,「~神話」のほうがおすすめ

  • 神道の神々は、元々は、各村落や豪族がそれぞれに崇めていたもの。大和朝廷も、当初は土地の守り神である大物主神を祀っていたが、全国統一する際に、新たに天照大神というより上位の神を祀ると共に、各地の神々をその配下の格下の神へと序列化したという(序列に取り込まれなかった神々も多かったとのこと)。神道の神々が種々雑多で複雑な関係に有るのは、後付けで同一化や系統化が行われたためだそうだ。
    天岩戸の物語は、大王が治める国の安寧を犯す者が出たら太陽が姿を消すこともありうるという意味とのこと。要するに、皇室の神性や権威をを示すストーリーだったんだ。これは知らなかった。

  • Fri, 04 Dec 2009

    最近の日本人は 旧約聖書の世界の始まりは知っていても,
    ギリシャ神話はしっていても,
    日本の神話を知らなかったりする.

    西洋文明がリードしてきた近代化が環境・資源問題,国際安全保障問題等で壁にぶつかる中,自然共生型の思想が注目されているが.
    青い鳥は すぐそばにいる.

    というわけで日本の神道だ.
    さてさて,みなさん,お忙しい中,
    今更,日本の神道を勉強しようとおもってもそんな時間は無いかと.
    とはいえ, 正月にはおみくじ引くし,受験と交通安全くらいはお守り買うでしょ.

    日本人は宗教心がないとか 西洋来の人は言うが,
    ぼくは まったくもってそんなことは無いと思う.
    まさに,神道は 日本人のベースを形成している宗教なのではないか?

    「え?そんなことないよ.おれ,神道なんてしらねーし.墓とか参るし,あれ仏教でしょ.クリスマスはプレゼント買うよ.第一,洗礼みたいなのもしてないし~.」

    とはいえ,多くの日本の人は
    # もちろん ハッキリ宗教観をお持ちの方は除く

    「木々に包まれている場所に神聖さや安らぎを感じる」
    「神様に願い事をしていたら,それだけで望みが叶うとか,そんなの嘘くさい」
    「長く使ってるものとか,なんかそれ自体に なにかが宿る気がする」
    「ホント尊敬すべき過去の偉人とか,すげーソフトウェアとかカミだよねー!」
    「べつにいろんな神様がいて,いーんじゃねぇー.人生イロイロ,神様イロイロだよ」

    と,いう風な ゆるさと現実主義,自然や物との共生観 を根っこに持っていたりするのではないだろうか?
    これが,しばしば,現代都会人に田園・山村風景へのノスタルジーを生んだりする.

    ちなみに,上記は,大体,僕が共感するものでもある.

    とまあ, 上に書いたのが 僕が理解しているところの 神道の 宗教的ニュアンスなんですよね.
    もちろん,時代や派によって,天皇中心支配の色を強めるための機構や,その他もろもろが入るので,全ての神道がそうだとは全く言わないが,

    よく,「宗教的寛容」なんて事を言うが,神道は歴史的に 超寛容, てか無節操なところもある.
    日本は「輸入文化だ」 なんて事もいうが, 最近それって違うな っておもう

    日本の強みは輸入ではない 「消化」 だとおもう.
    外から,引っ張ってきた全く関係ないものを 自らの思想体系,生活・文化の中で再解釈し,位置づけ,自らの物として消化してしまう.

    音楽シーンでも,日本で定着したHip-Hopは最早ビルボードのそれではない(僕の感覚による).
    # なぜ,Hip-Hop が「おかんありがとう!」みたいなメッセージソングになるんだ!!?
    # めっちゃ柔らかくなってるし・・・.

    で,本書なんですが,
    日本の神道といろんな神様を,少ない頁数の中で
    網羅的に概説しています.

    次々に神様の名前や由来や,どういう風に信仰されていったかが,
    書いてある.

    神様の中には,各豪族の先祖的なものもあれば,海外からやってきたものもあるし,
    富士山みたいに”山”が信仰されたものもあれば,明らかに仏様もいる.
    それから,徳川家康や菅原道真みたいに,神様になっちゃった人もいるし
    明治に入ってから,戦死者をまとめてまつった 靖国もある.

    まぁ,ほんとイロイロ 
    海外から来たのなんて, オリジナルは悪い神様が なんか,こっちにきて,実はイイヤツ!みたいな 変化を遂げた物もあるし.

    「うちの神様って,実はインドの○○○といっしょなんですよ!」
    って事で融合を果たしたものもある.

    ほんと,その柔軟さには笑うとともに,うなずいてしまう.

    というわけで,ゆるい神道って,いいなと思うわけですよ.

    灯台もとくらし.

  • タイトルの通り、日本の神様について、浅く広く書かれているので、神社についての入門書といえると思います。
    稲荷、八幡、天神、諏訪、神明、熊野の広がりや、
    地方の神々として、住吉や石上、
    人間が神様になった例や、動物や外国からの神様、など
    本当に内容は盛りだくさんです。

    非常にシンプルに書かれています。

  • 日本の神様の簡単な入門書。
    それにしても日本の神様の名前は読みにくい、書きにくい。

  • 馴染み深い稲荷神社ですら、なんていう名前の神様がいるのか知らなかったくらいだったのが、妙なきっかけで興味を持ったので、入門として手に取った1冊でした。
    神様が個々の性格を身につけていった経緯を、地域や有力氏族の歴史と一緒に説明してくれてあるので、分かりやすかった。

    日本の黎明期以降にできた、実在人物を祀った神社や七福神の話まで網羅していて、充実した内容。
    七福神っていろんな国や宗教の神様が一緒になってるんですね。知らなかった。悪く言えば節操ない、よく言えばおおらかな日本のそういうところが好きです。

  • 配置場所:摂枚文庫本
    請求記号:172||T
    資料ID:95080028

  • そういえば、「八幡様」とか「金毘羅様」とか「稲荷様」とか「明神様」とか祭られている神さまが誰か分からずに神社でお参りをしておりましたなぁ(笑

    神さまの系譜とかがどの神社に誰を祭っているとかが分かってよかったです。

    八百万なんて言うように、日本では何でもかんでも神さまになってしまってまつられる。
    ある種祭ったらそれで神さまみたいな側面はあるのかもしれない。

    神社に参拝するということは「穢れを払いにいく」ということ。
    そして、神に頼みごとをするのでなく、感謝して生きるということなのだそうである。

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プロフィール

1950年生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。明治学院大学教授。専攻は日本古代史。歴史哲学、比較文化的視点を用いた幅広い観点から日本の思想、文化の研究に取り組んでいる。

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