知っておきたい日本の仏教 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • 角川学芸出版
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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044057022

感想・レビュー・書評

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  • あらためて勉強です

  • ・古代インドから中国を経由して日本に伝わり、様々な事情のなかで、盛衰を繰り返す様を眺めることができます。

     多くの日本人にとって、仏教との接点は、葬式だけだと思います。従って仏教についての知識は、お坊さんから授かるわけです。そこでは、本来の思想や哲学よりも、人づてに知った常識?にとらわれてしまうことが多いのではないかと思います。

     しかし、紀元前6世紀にガウタマ・シッダールタがひらいた仏教がどのような歴史を経て現在に在るのかを知るためには、学術的とは言わないまでも、歴史を俯瞰的に眺める必要があるでしょう。この本は、古代インドから中国を経由して日本に伝わり、様々な事情のなかで、盛衰を繰り返す様を眺めることができます。

     お坊さんが唱えてくださるお経は、何のことやら分からない方も少なくないと思いますが、仏教の教えは、特に私のように、人生を収束させなければならない段階に入った人にとって、有効な道しるべになると考えられますので、体系的に押さえておきたいと思います。

     仏教の教えを取り入れる、といっても、私たちは僧侶や比丘尼を目指すわけではないので、各宗派の考え方や戒律の従うというよりも、哲学や心理学を学ぶ時のように、仏教関係の本などを読んで、共感できる部分を取り入れる方法が良いと考えます。

  • 様々な仏教について,とても簡潔に書かれていて,概要を知るにはちょうど良い内容だった。
    どんな種類があって,おおまかにどのような信仰なのか,を知るには適当。

    ただ,簡潔なだけに,内容が薄いともいえるので,ところどころ物足りなさを感じた。

  • 日本の仏教について幅広く理解するにはよかった。

  • 仏教について広く浅くざくっと書かれている。さくいんがついているので、のちのち語句を参照するのに使えそう。

  • 日本の仏教の宗派、仏像、寺、僧侶などについて、基礎知識をまとめた本。葬式とか法事とか墓など、俗っぽい風習についての解説が、宗派ごとにまとまっているのはありがたい。ただ、本書を読んでいると、日本の仏教はただの「坊主丸儲け」でしかなく、ブッダの教えはどこに行ったのだろうと思わなくもない。(原始仏教と日本の仏教は、コーヒーと缶コーヒーくらいの違いがあると思うけど、缶コーヒーにだって立派な存在価値はあるのだから、あえて目くじらを立てる必要はない)

  • 基本のき。といった情報レベルで、無知な私にはちょうど良かった。
    が、読み進めるにつれて、もうちょっと掘り下げた部分が知りたいのに!と、物足りない部分も多々。もっとも、仏教の始まりから薄く幅広く扱ってくれているので、概要を掴むのにはちょうど良かったと思う。

    各宗派の概要から、仏像の位置関係、葬式・墓の形式などなど・・・

    想像以上に、私たちの日常にはさりげなく仏教の教えに曰くを持つ習慣があるのを再確認させられたなぁ。そして、そういったものの存在意義をもうちょっと深く知りたくなった。

  • この間法事に行ったときに家のお寺はどこのどういう系統なんだ、と説明されまして。
    そう言われてみるともともと仏教は厳密に言うと宗教ではなかったんだよなあ、と思いまして。
    いつ、どういう変遷を経て今の形になったのかなあ、と思い。ちょっと読んでみました。

    色々とてんこもりです。駆け足で歴史から今のお葬式の作法まで。いろいろ勉強にはなりますが
    もう少し掘り下げて調べたい、と思いました。が、まあ入門書ですものね。
    そうか、戒名ってのは仏様の弟子になるために必要な名前なのか、とか。
    卒塔婆って塔の代わりなのか、とか。いろいろ知らないこと多くて勉強になりました。

  • 仏教について世界的視点から解説してくれている。世界各国の仏教と日本の仏教の特徴、国内でも地方ごとに偏りがある仏教宗派、宗派ごとのしきたりなど。
    仏教のことを一冊にまとめているので、使える本。

  • 人間には知識欲がある。知識とは「知ること」であって、その内容は別段、学問である必要はない。例えば、AKB48メンバー全員のプロフィールを知っているということも知識であり、それは知識欲からくるものなのだろう(48人いるのかと思ったら違うんだね……)。
    己を無宗教者だと思っていても、殊の外、仏教は日常に根付いている。初詣、節分、彼岸、盆、除夜。何等深い思い入れは在らずとも、せねばならぬ気になる。それらは大半の日本人にとっては、宗教行事であるという意識はなく、年中行事である。よって別段、意味や意義を知ることは必要とされていない。
    現代日本人にとって、仏教の知識は最早、教養の域に入るものに過ぎないであろう。例えば、国譲り神話がいやがおうでも刷り込まれた時代とは違い、何等興味なく、学ぼうというものは少ないであろう。
    別段、知らなくとも不自由はないのだ。
    だからこそ、食指が動くのだ。

    仏教全般について、解かりやすく書かれている。成り立ち、宗派、仏像、寺のつくり、果てまた葬式について。簡単平易であり、これを読んだ後に、某妖怪シリーズの薀蓄を読んだら、今までよりも頭に入り易かった。手っ取り早く解かった気になれるという意味では、オススメ。

    同著者により「知っておきたい日本の神様」もある。

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著者プロフィール

1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。2019年に明治学院大学教授を定年で退職。専攻は、日本古代史、歴史哲学。

「2021年 『ヤマト政権と朝鮮半島 謎の古代外交史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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