島人もびっくりオモシロ琉球・沖縄史 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 61
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044057091

作品紹介・あらすじ

琉球王国という独立国家だった沖縄。その歴史はもちろん、「沖縄人=アイヌ人=縄文人?」「ニート君は島流しに」など、驚きの習慣、風俗をコラム風に紹介。知られざるワンダーランドの素顔に迫る!

感想・レビュー・書評

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  • 日本と中国との国際関係の狭間で、埋没することなく、存在感を出しながら、現代に至る沖縄を優しく説明してくれる地域史的な入門書。

    普天間基地問題、沖縄料理、国内有数の観光地というステレオタイプな私の誤解や知識・教養不足を丁寧に説いてくれる。

    首里城の皇族達が、沖縄料理ではなく、外交儀礼として、日本食を食べていたのは、意外だった。
    また、戦争被害を免れるために秘蔵した大切な歴史遺産が、アメリカ軍に略奪されていたと知り、戦争被害はここまでもあったのかと知った。

    同じ日本でも、地域の違いがある事を改めて感じ、国内でも、まだまだ知らない文化・風習ってあるだろうと改めて思った作品。

  • エピソードを集めた軽いタッチながらも、さまざまな通説への反論も提示。/近世琉球王国は、薩摩藩の奴隷状態であったとする説は、近年、中国と日本に二重に朝貢する国家だったという見方が有力 /羽地朝秀の古琉球の政治経済社会を転換する改革。海中心の交易国家から、幕藩制に整合させるような形で、陸を中心とする農業国家へ。現在、琉球の「伝統」と認識されるものはほとんどこの時期にできあがる。その路線を受けつぎ完成させたのが蔡温。琉球の「中国化」が進められる。/山崎二休守三は興味深い。薩摩藩の琉球進行に抵抗した日本人。/オランダ船の旗をかかげて航行していた琉球船の知恵 /琉球王朝料理は現在、部分的にしか伝えられていない。ゴーヤチャンプルーやラフテーだけが沖縄料理ではない。さまざまなバリエーションがあった。時には和食かとみまごうものも/元朝第17代天元帝の次男地保奴(テイボヌ)が琉球に流されたという記録があるとか。/日琉同祖論は、日本からの強制ではなく、立派な日本人になることを目指した戦前の沖縄人からとなえられたもの、と。 /戦前の南洋諸島に沖縄出身者が多いのは、戦前の沖縄の経済状況を反映/喜界島をふくむ奄美諸島は、現在鹿児島県に属するが、薩摩藩に征服されるまでは、琉球王国の一部でもあった。一般に琉球の歴史といった場合、奄美地域、先島、は辺境と位置付けられているが、ヤマト中心史観に異議を申し立てた沖縄自身が沖縄島中心史観に陥ってないか、という提言。

  • 琉球のことなんも知らんな。これで、少しはわからないと。
    大雑把ではあるが、琉球王国の全体の流れがわかる。

    次に読むのは、何がいいかな?

  • 琉球・沖縄史に残るトリビア満載の本。
    琉球王国最後の尚泰がたべたごちそうは琉球料理ではなく、和食をたべていた。
    真栄平房敬氏が王家の宝物を戦火から逃れるために隠したがすべてからっぽ。米軍が戦利品として持ち帰ったらしい。金のかんざしとか見てみたい。

  • 2011/07/05:『目からウロコの琉球・沖縄史』の文庫版とのこと。削られている部分も多々ありますが、加筆されている部分もあり新鮮な感じで読めました。

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著者プロフィール

上里隆史 1976年、長野県生まれ。5歳より沖縄で育つ。早稲田大学大学院修士課程修了。現在、浦添市立図書館長。沖縄の歴史をわかりやすく、おもしろく伝えることを心がけている。主な著書に『島人もびっくりオモシロ琉球・沖縄史』(角川ソフィア文庫)、『海の王国・琉球』(洋泉社歴史新書y)など。NHK・BSドラマ「テンペスト」の時代考証も担当。

「2020年 『琉球という国があった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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