美保関のかなたへ―日本海軍特秘遭難事件 (角川ソフィア文庫)

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著者 : 五十嵐邁
  • 角川学芸出版 (2005年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044058012

作品紹介

昭和2年8月、島根県美保関沖で海軍史上空前の大事故が起きた。深夜の演習中、駆逐艦「蕨」に巡洋艦「神通」、駆逐艦「葦」に巡洋艦「那珂」が激突し、百余名の水兵が海没したのだ。事故後の軍法会議では、真相はついに究明されなかった。事故から半世紀を経て、「蕨」艦長の遺児がその真相に迫り、残された人々の人生を描き出す。「美保関事件」に翻弄された人々を追うノンフィクション。

美保関のかなたへ―日本海軍特秘遭難事件 (角川ソフィア文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 主人公・進が最終章で述べている。「歴史に真の審判者はいない…略…幾百万の将兵の血を吸って得られた栄光も屈辱も、その評価は常に紙のように薄い」なるほど、その時代の価値観やら力関係で生じた事象を、歴史の断片に過ぎない現在の価値観に照らして評価することは空しいのかもしれない。

  •  美保関事件で、巡洋艦神通と駆逐艦蕨が衝突し、蕨が沈んだ。
     この本は、その蕨の艦長であった五十嵐氏の息子が書いたものである。様々な登場人物が、各々の視点で書かれており、苦悩し悔恨し懺悔しているその姿は、人間味溢れるものだった。
     全体的に分かりやすく、読みやすいので、その悲惨さがヒシヒシと伝わってくる。

  • 平成18年1月19日読了。

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