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本 ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784044061012
作品紹介・あらすじ
中世の人々の信仰を集めた熊野詣は、苦しい道を辿れば辿るほど来世の利益が約束されるという困難な旅であった。建仁元年、後鳥羽院に同行を命じられた藤原定家は、先駆けとして先々の儀式や食事、宿舎の世話をする役目だった。のんびり歌を作る暇もない中で、時には寝過ごして慌てることもあったが任務をまっとうした。不平不満を漏らす同行記録からは、定家の人間的な側面がよく見える。熊野を熟知した著者ならではの定家考。
感想・レビュー・書評
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鴨長明がライバルとした歌人藤原定家と言うイメージは長明縁の神社⛩賀茂御祖神社によるジブリ展によるものだが、本書を読みライバルとするには少し無理のある努力家定家の珍道中が読み解けてころっとイメージが変わった◎そのイメージ変化に伴い、より一層の熊野への興味が増したのは言うまでもなく、今後のおうじ巡りと複元熊野詣の資料整理ができた。本書は僕にとっての良書である(^^)
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2007/1/10読了
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