しきたりの日本文化 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • 角川学芸出版
3.00
  • (0)
  • (5)
  • (9)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 57
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044064075

作品紹介・あらすじ

喪中とはいつまでをいうのか。時代や社会の変化につれて、もとの意味や意義が薄れたり、変容してきた日本のしきたり。「私」「家」「共」「生」「死」という観点から、しきたりを日本文化として民俗学的に読み解く。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 一般家庭で行われているしきたりについて、もっと触れられていると思ったが、総論、概論が多いような気がした。
    研究書にしては浅く、読み物としてはつまらない。

  • おみくじ護符であるので吉がでたら財布に入れるか神棚に納めるかして1年間のお守りにする。凶がでたら逆手(利き手でないほうの手)で枝に結ぶ。結びにくいことで「行」とし身を祓い再びおみくじを引くのだそうだ。本来は禊をするなり荒行で身を祓うのに代えて逆手で結ぶことで代替する。作法の「縮小化」である。
    宗教にあらざる「信心」というもので、私ども日本人は、それで代々が「安気」に暮らしてきた

    こうした「信心」に根ざす「作法」は地域ごと家ごとに伝承されてきた。地域や家というものが崩れてくる中でしきたり本などが生まれてきたが、「なんのためにそうするのか」をとかないまま作法はかくあるべし断定するのはいかがなものか。

    「なんのためにそうするのか」「原初のかたちはどんなものだったか」ということを中心に私・家・共・生・死をめぐる作法の原義と各地での作法の違いを丁寧に説明し、そんな作法のあり方を通して日本文化とは何かを考えさせられる本である。

  • 我々の身近にある日本文化のしきたりについて学べる本です。外国人だけでなく、しきたりを詳しく知らない日本人にも読んで頂きたい本です。
    (制御システム工学科 B3)

  • いかに今の日本人が文化的しきたりを忘れているかもしくは、間違った解釈をしているのかよく分かり考えさせられた。

    しきたりというものは古臭い物なのだろうか?

    あるものは形は変えても現代に残り、あるものは形も意味も変わっているが残っている、またあるものは一切消滅してしまった。

    いったい何を持って受け継がれたと解釈できるのだろうかもっと勉強する余地はある分野だろう。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

【監修者略歴】
神崎 宣武(かんざき のりたけ)
1944年岡山県生まれ。民俗学者。現在、旅の文化研究所所長、東京農業大学客員教授、公益財団法人伊勢文化会議所五十鈴塾塾長、一般社団法人高梁川流域学校校長、岡山県文化振興審議会委員などをつとめる。岡山県宇佐八幡神社(井原市美星町)宮司でもある。
主著に、『盛り場の民俗史』、『江戸の旅文化』、『三三九度─日本的契約の民俗誌』、『「まつり」の食文化』、『しきたりの日本文化』、『「おじぎ」の日本文化』、『「うつわ」を食らう―日本人と食事の文化』『吉備高原の神と人―村里の祭礼風土記』『いなか神主奮戦記―「むら」と「祭り」のフォークロア』などがある。

「2021年 『総社観光大学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

神崎宣武の作品

ツイートする
×