知っておきたい世界の名画 (角川ソフィア文庫 N 106-1)

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  • 角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044064211

作品紹介・あらすじ

14世紀イタリアのジョットから現代のウォーホルまで、西洋絵画の巨匠が描いた屈指の名作50を厳選し、いま注目の美術史家がその見どころをわかりやすく解説。日本人にはなじみの薄い「羊飼いの礼拝」などキリスト教にかかわる主題やかたちの意味、画家の技法上の特徴など、背景の歴史や文化とともに「名画の理由」を読み解く。この50作品さえ知っていれば、西洋美術鑑賞のための知識とツボがよくわかる、とっておきの入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 古代から現代の絵画まで網羅していた
    わかりやすい

    2013夏

  • ルネサンスからバロック、ロココ、ロマン主義、印象派、現代芸術と、著者が厳選した名画50点を紹介。そこまで厳選しているものならほとんど知っているかと思いきや、ルネサンス期あたりは結構初見のものあり。まだまだ修行が足りないという事で…。

  • 通史的に絵画作品の解説が書かれていて大変勉強になりました。
    知らないことがいっぱい。

  • 筆者が50の名画を選んで,それらを解説している本です。

    構成は「絵画の説明」「そのときの画家の状況・交友関係等」そして最後に「画家の生涯」となっています。

    50の名画の中には知らない画家のものもありますし,名前だけ知っているもの,実際に見たことのあるもの…色々ありますが,こうやってきちんと解説してもらえたら,「本物を見てみたい」とか「もう一度見てみたい」そんな気にさせられます。

    絵画初心者の方は勿論,そうでない方も読んでみてはいかがですか。

    残念なことにほとんどの絵画が白黒写真でしたが,興味のあるものはインターネットで探してみてみるとよいと筆者が言っていますので,ネットでフルカラーを見ながら読んでみるのも良いと思います。

    評価は★★★★★ です。

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著者プロフィール

宮下 規久朗(みやした・きくろう):美術史家、神戸大学大学院人文学研究科教授。1963年名古屋市生まれ。東京大学文学部美術史学科卒、同大学院修了。『カラヴァッジョーー聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会)でサントリー学芸賞など受賞。他の著書に、『バロック美術の成立』(山川出版社)、『食べる西洋美術史』、『ウォーホルの芸術』、『美術の力』(以上、光文社新書)、『カラヴァッジョへの旅』(角川選書)、『モチーフで読む美術史』『しぐさで読む美術史』(以上、ちくま文庫)、『ヴェネツィア』(岩波新書)、『闇の美術史』、『聖と俗 分断と架橋の美術史』(以上、岩波書店)、『そのとき、西洋では』(小学館)、『一枚の絵で学ぶ美術史 カラヴァッジョ《聖マタイの召命》』(ちくまプリマー新書)、『聖母の美術全史』(ちくま新書)、『バロック美術――西欧文化の爛熟』(中公新書)など多数。

「2024年 『日本の裸体芸術 刺青からヌードへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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