- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044069094
作品紹介・あらすじ
天国への入り口に立ったダンテは、ベアトリーチェとともに九つの天を昇りはじめた。地獄と煉獄を経て湧いた疑問を語る彼に、ベアトリーチェや聖なる魂が優しさと厳しさで神の真理を説く。やがて祖父カッチャグイーダの魂から、地上で待ち受ける追放と流浪の運命を知らされるのだった。星々の光が饗宴する中、天上の至高天へとたどり着いたダンテは、ついにその目で神の姿を捉える。第三部「天国篇」。エッセイ・中沢新一
感想・レビュー・書評
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地獄篇、煉獄篇と比較して、観念的な話が多く難解 。ほとんどキリスト教に関する問答。訳者によるとトマスアクゥイナスのスコラ哲学と類似しているとのことだが、その知識がないと置いてきぼりにされる感じがある。
それでも終始光に包まれている感じや歌に囲まれている感じは天国の荘厳さを感じさせてくれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ダンテの旅もようやく集結。最後を飾る天国篇は風景描写がイメージしにくかった。そして、ベアトリーチェがやたらと出てくる。まあ、ダンテの個人的な愛を反映しているので、聖母マリアではなくベアトリーチェでいいのだろうけれど。理解するには膨大な知識が必要だと思い知った。
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天国編では訳者も解釈にかなり苦労なさったあとが、脚注や巻末解説のあちこちに見られる。カトリックの神学用語に脳内変換しないと読みづらい箇所も多かった。キリスト教嫌いが多いこの国では、どう受容されているか考えたくもない感じだが、カトリックにシンパシーを抱く人なら、誰でも感動するだろうと思う。
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やっと読み終わった…。興味がなくてもそのうち湧いてくるかと思ったけど無理だった!笑
なんかでもてんごくって割とぶらっく企業?私の信仰は学生時代スコラ神学の本を読むことで得られました!会社のルールと自分のルールが違う?会社のルールが一番です!
しかも役員には伝説~歴史の教科書に載るレベルでないとなれないという。うーん。こんな読み方しかできない自分は情けないな
信仰の源泉てなんなんだろうなぁ。日々の生活なのかしら -
いよいよつまらなくて流し読み。天国ですら十階層もあるとか、がっかりさせ過ぎだろう。