孫子・三十六計 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 中国の古典)

著者 :
  • 角川学芸出版
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本棚登録 : 220
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044072032

作品紹介・あらすじ

春秋時代、呉の兵法家として活躍した孫武。その思想をまとめた兵書『孫子』は、勝利の方程式だけではなく、社会と人間に対する鋭い洞察を記す。戦争とは何か、国家とは、組織とは、リーダーとは-。今を生きる我々にも多くの"勝ち抜くための智恵"を与えてくれる名著。中国兵法の教えのもっとも重要な部分をわかりやすく三十六の計謀にまとめた『三十六計』も収録。中国伝統の英知を凝縮した二つの兵書を同時に味わう。

感想・レビュー・書評

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  • 入門書にはちょうど良い内容。
    「孫子」は理念、「三十六計」はノウハウって感じかな。

  • 原文・書き下し文・翻訳の3パートに分かれているので、久々に漢文に触れる分には良いテキスト。内容考察は別の守屋氏の「孫子/戦略・クラウゼヴィッツ」やNHKの「100de名著」で先に読み深めていたので、原典参照用として購入。

  • 逃げちゃダメです

  • 現代でも通用します。
    たまたま精神カウンセラーの方と話す機会があり、『企業内における「孫子」』というネタで盛り上がりましたw

  •  孫武の記した孫子と、著者不明の三十六計を合わせて載せた書である。孫子はあくまで抜粋であるが、著者の記すように、名句の類は漏れなくカバーしている。
     この二つの兵書は連続して読むとなかなか面白い。純度が高く抽象性の高い孫子の兵法と、雑駁で具体的な三十六計とは対照的である。
     それぞれの解説も簡潔で良い。たとえば孫子は抜粋だが、我田引水の様子は見受けられない。きちんと踏まえるべきを踏まえ、三十六計などは解説も充実している。

     ビキナーズ・クラシックスは初めて読んだが、その名に即した初読者に優しい良書であった。星四つ半相当である。

  • ○この本を一言で表すと?
     孫子を理論、三十六計を実践論として分かりやすく書いた中国兵法入門本


    ○面白かったこと・考えたこと
    ・孫子は今まで何冊か別の本で読んだことがありますが、その中でも一番平易に書かれていたように思います。所々で孫臏兵法や他の兵法との違いが書かれているなど、新たに学べるところも多くてよかったです。「孫子」が古いもので、後の兵法はさらに発展していったという記述が所々に書かれていて、「孫子」を他の兵法の上に位置づけて書かれている他の本と違うなと思いました。

    ・孫子の各篇ごとにコラムが載っていて楽しく読めました。

    ・三十六計は個別に聞いたことはあってもまとめて内容まで知ったのは初めてで、その解説文まで知ることができてよかったです。三十六計がそれぞれ「周易」の卦になぞらえて解説されていることが興味深かったです。「易」は単なる占いと見るべきではなく、様々な知恵や経験から積み上げられたとみるべきなのかなと見直しました。

    ・三十六計の構成が面白いなと思いました。六分割して「勝戦の計(自軍が優勢な時の計)」「敵戦の計(戦力差がほとんどない時の計)」「攻戦の計(進行中における計)」「混戦の計(混戦状態における計)」「併戦の計(他国と結んで戦う時の計)」「敗戦の計(劣勢の時の計)」としているのはなかなか網羅的だなと思いました。三十六計がこの六計にうまく分類されているかどうかは微妙なところもありますが。

    ・三十六計に出てくる例の容赦なさ、倫理観とは別の領域に属する功利的な考えが興味深かったです。ここまで利得に集中して考えられることはすごいなと思いました。現代において個人として実践するとかなり叩かれそうですが、外交などの世界では今でも通用しそうな気もします。

    ・歴史小説などによく出てくる「調虎離山」「空城の計」などの元に当たれてよかったです。「無中生有」「苦肉の計」など、今でも使われているものの元の意味が違う言葉なども知ることができました。「遠交近攻」は孫子に書かれていると思っていて全文役を読んでも載っていなかったのでどこに書かれているのかと思っていましたが、三十六計の一つだということを知れてよかったです。

  • 私に知識がないからか。とにかくつまらない。ビギナーズとはいえ、初心者が楽しむにはつらい。

  • 孫子と論語を一冊にまとめてくれたありがたい本。

    一章ごとに載っている一行まとめは、
    なんだかまとめすぎではと思えますが、
    全体的にシンプルにまとまっており、
    ざっと読んで全体を把握するにはちょうどいい軽さです。

    読んだからといって仕事ができるようになるとは思いませんが、
    教養としても読んでもおもしろいですし、
    いざ非情の決断をしなければならなくなった時の、
    精神的後盾にはなりそうな内容でした。

  • 昨今経営戦略に利用されている孫子と余り知られていない(僕だけ?)三十六計が解説されている。しかし孫子は全てではなく抜粋なので購入なさる方は注意して下さい。
    孫子の要約は勝負は可能な限り早急に勝負をつけ、可能な限り事前調査を行いそれに基づき慎重に戦略をたて行動し、結果を出す!

  • 9784044072032 2008・12・25 271p

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著者プロフィール

1957年島根県生まれ。大阪大学教授。大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。北海道教育大学講師、島根大学助教授、大阪大学助教授を経て、現職。著書に『諸子百家』『菜根譚』『論語』(すべて中公新書)、『入門 老荘思想』『軍国日本と「孫子」』(ともにちくま新書)、『貞観政要』『孫子の兵法』(ともに角川ソフィア文庫)、『概説中国思想史』『名言で読み解く中国の思想家』『テーマで読み解く中国の文化』(すべて編著、ミネルヴァ書房)など。

「2018年 『中国の世界遺産を旅する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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