良寛 旅と人生 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫)
- KADOKAWA (2009年4月25日発売)
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感想 : 13件
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Amazon.co.jp ・本 (274ページ) / ISBN・EAN: 9784044072063
作品紹介・あらすじ
子ども達と手まりで遊ぶお坊さんとして名高い良寛は、越後国出雲崎の名主の長男に生まれたが、わけあって22歳で出家の道を選んだ。生涯に残した七百余首の漢詩には人の生きる道がやさしく説かれ、千四百余首の和歌には生きる喜びと悲しみが大らかに歌い上げられている。江戸時代末期、貧しくとも心豊かに生きたユニークな禅僧の生涯をたどり、和歌漢詩を中心に特に親しまれてきた作品を解説した、良寛入門の決定版!
みんなの感想まとめ
テーマは、優しさと人間味あふれる禅僧の生涯とその詩の世界です。良寛の生き方は、子供たちと遊びながらも深い哲学を持ち、日常の中で「今生きること」を大切にした姿勢が印象的です。彼の本名や家族背景、出家の経...
感想・レビュー・書評
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良寛といえば、優しいお坊さん、子供たちと仲良くあそび、かくれんぼでは子供が探しに来るまで、翌日になってもかくれているようなお坊さんというイメージを持っていました。それしか知らなかったですが、この本を読んで色々わかりました。
本名は、山本栄蔵。実家は回船問屋。世襲で町名主かつ石井神社の神主も兼務する家柄。7歳から三峰館なる漢学塾に通い、論語や四書五経を学んでいた。妻は、豪農の娘であったが、父以南は栄蔵の妻の実家に通い借金を度々いらいしていたので、妻は引き取られてしまう。そんなおり、敦賀屋事件なる誤解から父子仲が悪化し、栄蔵は家出する。それにより、栄蔵は出家、回船問屋橘屋は弟が継ぐことに。そこから12年の乞食僧としての修行がはじまる。晩年には、貞心尼という40近く若い尼さんと歌のやりとりなどをする。
後半は、歌が多くて無学の私はついていけなかったですが、歌の中に梅の木に春になると必ず鶯が来る。両者はどういう風に契りを結んだのだろうという歌があり、この感性がすごいなとかんじました。
新潟長岡には、偉人が多い。
山本五十六、河井継之助そして良寛。
良寛以外のおふたりの記念館は、長岡駅から徒歩でめぐれますが、良寛は出雲崎。バスで1時間近くかかります。
先日長岡には行きましたが、良寛記念館は断念しましたが、近日またいくので次は行きたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ストレートに彼の伝記ではなく、彼の漢詩と和歌を通して考える禅僧の彼の人柄を伝える。托鉢そっちのけで近所の子供たちと遊んだ「今生きること」を実感して生きた人なんだろうな。
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”<キーフレーズ>
<きっかけ>
人間塾2016 課題図書” -
良寛の短歌をたまたま立ち読みで知って興味を覚え、手ごろな本書を購入する。短歌や漢詩や俳句などが良寛が年を重ねていく年代順に配列されている。初期の作品はパッとしないため、良寛の力量に疑問を感じたが、年を経るにしたがって、味わい深い短歌や漢詩を書いている。私の鑑賞眼でも理解できるくらい俳句もよかった。人柄に癖がなく、清明であって、これでもかというくらいの我執もない。世才は全く欠けていたらしいが、自若として山川草木に感じる良寛を彷彿とできて、気が晴れる経験だった。
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合唱で良寛相聞を歌うので、良寛という人がどういう人物か詳しく知りたくなり手に取った本。
短歌、詩の説明がほとんど人物説明はあっさり。 -
(2016.01.08読了)(2016.01.06借入)
Eテレの「100分de名著」で「良寛詩歌集」が取り上げられたので、図書館で借りてきました。借りてきた1月6日が良寛さんの命日でした。
「デジタル大辞泉の解説」には、以下のように記述してあります。
【良寛】りょうかん[1758~1831]
江戸後期の曹洞宗の僧・歌人。越後の人。号、大愚。俗名、山本栄蔵。備中円通寺の国仙和尚に師事。のち、諸国を行脚し、生涯寺を持たず、故郷の国上山の五合庵に隠棲して独自の枯淡な境地を和歌・書・漢詩に表現した。弟子の貞心尼編による歌集「蓮(はちす)の露」がある。
第1章で、良寛の生涯を簡潔に紹介してあります。それに続く章では、4つの時期に分けて、代表的な漢詩・和歌・俳句などを紹介しています。
原文と、現代語訳と言葉の説明などが記述してあります。
和歌では、枕詞が多用されているようです。内容的には、万葉調ということで、割と素直な表現となっているようです。
漢詩では、堕落したお坊さんに苦言を呈しているものが、いくつかあるようです。
【目次】
はじめに
良寛の生涯と詩歌
一 論語びたりの町名主の長男
二 家出したのち円通寺で修行
三 寺に入らず托鉢する乞食僧
四 国頭山に住んで仏道の実践
五 花開く詩歌と書芸
六 晩年の貞心尼との出会い
修行から帰郷へ
故郷をめざす―ふるさとへ行く人あらば
旅寝の宿にて―浜風よ心して吹け
名勝に遊ぶ―眺むれば名も面白し
ほか
国上山の五合庵
岩間の苔水―山かげの岩間を伝ふ
梅にうぐいす―梅の花散らば惜しけん
花咲く春に―子どもらよいざ出でいなむ
ほか
乙子神社時代
国上山・乙子の宮―いざここにわが世は経なむ
弥彦に詣でて―ももづたふ弥彦山を
春の野に出て―むらぎもの心楽しも
ほか
晩年の島崎草庵
島崎へ転居―あしびきのみ山を出でて
密蔵院にて―夜明くれば森の下庵
筆紙持たぬ身―水茎の筆紙持たぬ
ほか
付録
参考図書
初句索引
良寛略年譜
新潟の良寛足跡図
●てまり(62頁)
霞立つ 永き春日に 子どもらと 手まりつきつつ この日暮らしつ
●五月雨(78頁)
五月雨の 晴れ間に出て ながむれば 青田涼しく 風わたるなり
●民が悪しくば(81頁)
領ろしめす 民が悪しくば 我からと 身を咎めてよ 民が悪しくば
(お治めになる領民が悪いことをするならば、それは治めている自分が悪いからだと思って、わが身を反省しなさい。民が悪いことをするならばその前に。)
●佐渡の島(85頁)
いにしへに 変はらぬものは 荒磯海と 向かひに見ゆる 佐渡の島なり
●秋は来ぬ(96頁)
わが待ちし 秋は来ぬらし このゆふべ 草むらごとに 虫の声する
●光を待ちて(98頁)
月よみの 光を待ちて 帰りませ 君が家路は とほからなくに
●山里は(102頁)
山里は うら寂しくぞ なりにける 木々のこずゑの 散りゆく見れば
●新池や(112頁)
新池や 蛙とびこむ 音もなし
●よしきり(114頁)
人の皆 ねぶたき時の ぎやうぎやうし
(ぎやうぎやうしは、よしきりの異称とのことです。鳴き声が、ギョギョシギョギョシと聞こえるので。)
●秋の風(116頁)
柿もぎの 金玉寒し 秋の風
●別れ(166頁)
世の中の 玉も黄金も 何かせむ ひとりある子に 別れぬる身は
●杖を忘れて(179頁)
老いが身の あはれを誰に 語らまし 杖を忘れて 帰る夕暮れ
●筆持たぬ(210頁)
筆持たぬ 身はあはれなり 杖つきて けさもみ寺の 門叩きけり
●盆踊り(249頁)
手ぬぐひで 年をかくすや 盆踊り
(2016年1月9日・記)
(「BOOK」データベースより)amazon
子ども達と手まりで遊ぶお坊さんとして名高い良寛は、越後国出雲崎の名主の長男に生まれたが、わけあって22歳で出家の道を選んだ。生涯に残した七百余首の漢詩には人の生きる道がやさしく説かれ、千四百余首の和歌には生きる喜びと悲しみが大らかに歌い上げられている。江戸時代末期、貧しくとも心豊かに生きたユニークな禅僧の生涯をたどり、和歌・漢詩を中心に特に親しまれてきた作品を解説した、良寛入門の決定版。 -
2015/12/13読了?
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完全に、合唱曲「良寛相聞」の影響で良寛にしばらくハマったときに繰り返し読んだ本。
手まりつく優しいお坊さん。超ロリだったであろうお坊さん。
良寛相聞の「手まり」が頭の中に流れながらこの本を読むと、遊ぶ春日は暮れずともよし ってフレーズがものすごく心地よく響いてくる。
“あなたが心をこめて作り、贈ってくれた新しい手毬を、わたしは数えてつきながらこの長い春の一日を過ごすよ”
村里で手毬をつくその姿が本当に美しくて、なんとも胸が締め付けられる一冊。 -
良寛の人生観に触れてみたかったが、中身をよくみずに買ってしまい、俳句、短歌集だった。
各々解説されているが、俳句、短歌から良寛を読み取るには自分には難しかった。
ただ、これらの世界に浸る人は大いに良寛の人生に触れることができるかと思う。
著者プロフィール
松本市壽の作品
