- KADOKAWA (2009年6月25日発売)
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感想 : 23件
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Amazon.co.jp ・本 (466ページ) / ISBN・EAN: 9784044072070
作品紹介・あらすじ
王朝時代の事実上の最高権力者であり、光源氏のモデルとされる藤原道長は、どんな毎日を過ごしていたのだろうか。抵抗勢力のために機能不全となる朝廷、ごますり上手な武家の棟梁、道長政権の庇護者、漢詩文の隆盛、2人の妻、親王誕生、金峰山参詣、息子の出家――。本書は、道長の日記『御堂関白記』をわかりやすい現代語訳で読みこなす。道長のすがおを通して、千年前の日々が時空を超えて甦る。
感想・レビュー・書評
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現存する世界最古の直筆日記【国宝】
の現代語訳版
現代語訳・原文・解説が載ってます
解説が素晴らしく、わかりやすい
約千年前の、時の最高権力者の日記が
読めるなんて、文字や文学の凄さを再認識
ただ、藤原道長公、漢文苦手の様で
誤字脱字多めです
漢詩文が得意な一条天皇の頃は
頑張ってた道長公だけど、
あまり、そういうのに興味がない天皇になると、
特に気にしなくなっちゃう(笑)
今と昔はだいぶ価値観が違ったんだな〜と
科学的な事を認識しようがないから、
もののけや、呪いの類や、風水等を
信じ込んでて、それらの対処やお祓い等で
陰陽師などが、かなり政治に関わってる様で、
安倍晴明とか普通に出てきたし、
実在してたんだな〜と
安倍晴明に関するある日の日記が
謎に黒塗りされてたり、不気味な部分も
あとびっくりしたのが、
庶民が天皇の内裏に普通に出入りしてるようで、
内裏であっても、たまに遺体が転がってたり、
衝撃だった
なかなか興味深く、当時の事が知れて良かった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
興味の深い記事を拾い出して収録。
日にちごとに、
現代語訳、原文(読み下し文)、原文(白文)、解説がつく。
とりあえずこういうものか、という雰囲気をみた。
コラムが13
・二人の妻を持つ男のけじめ、として倫子、明子の産んだ順に名前のある表がついている。
彰子(倫子) 永延2年(998)
頼道(倫子) 正暦3年(992)
頼宗(明子) 正暦4年(993)
顕信(明子) 正暦5年(994)
妍子(倫子) 正暦5年(994)
能信(明子) 長徳元年(995)
教通(倫子) 長徳2年(996)
威子(倫子) 長保元年(999)
寛子(明子) 長保元年(999)?
長家(明子) 寛弘2年(1005)
尊子(明子) 寛弘3年(1006)?
嬉子(倫子) 寛弘4年(1007)
・御堂関白の温泉旅行として、有馬温泉に行ったことが「小右記」に載っている。万寿元年(1024)11月9日、道長は左衛門尉宮道式光(みやじのりみつ)を付き合わせて有馬温泉での湯治を試みた、と伝えている。
系図で道長の取り巻きたち/政敵たち としての図
〇追従派:公任、行成、正光、兼隆(道兼の子)、公季、斉信
△反道長:懐平、実資、伊周、隆家、通任
国際日本文化研究センター 摂関期古記録データベースに「御堂関白記」あり
日にち順の読み下し文だった。
https://www.nichibun.ac.jp/ja/db/category/heian-diaries/
2009.6.25初版 図書館 -
今ふたたび「光る君へ」の世界に立ち返る!
この世を我が世って思ってるパーフェクト道長ではなく、日記をサボったり字が思い出せなかったり文法がぐちゃぐちゃだったりの道長w飄々とした感じが文面から伝わってきて、柄本佑さんのキャスティングぴったりだったと思う★ -
大河ドラマにハマってしまい、道長の日記『御堂関白記』を読んだ。いくつか拾い上げたものですが、最高権力者の日常や素顔、生活文化や慣しを知れた。陣の定めに反道長派が欠席し朝廷が機能不全になったりと気苦労も多かったようで。かなり噛みくだんだ内容なので古典初心者としては有り難い。
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読了 20241106
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傍若無人はいいすぎだが、道長の人間臭さは透けて見えてくる。
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Kindle Unlimited の対象になってるのを見つけて読んでみたら、思いがけず面白くて一気読み。訳文、原文(読み下し文)、寸評、原文と4パートに分かれ読みやすかったです。寸評がやけに辛辣で、時の権力者も型なし(笑)。一部を引用されているものなので、また機会があれば全文読みたいですね。
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最高権力者の日常をかいまみる。
藤原道長の自筆の日記は後世に残っている。自分の日記が他の人に広く読まれると思ったら今すぐに日記帳を破り捨てたいが、平安時代の貴族は記録として他の人に読まれるのを前提で日記を書いていたとのこと。
解説がついていることがありがたい。それにしても道長は漢文があやふやだったり漢字が書けなかったりする。これを読んで道長像がちょっと変わった。墨塗りの部分など、ちょうど大河ドラマで観た部分もあり、ドラマの演出になるほどと思う。ほかの貴族の日記や、関連する『紫式部日記』『栄花物語』も読んでみたい。 -
◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA90540836 -
文法の間違いとか、人間関係に悩む様子とか、塗りつぶしとか。時の権力者を身近に感じる。
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現代人のサラリーマンも共感できることが多くて面白かった。
平安貴族も深夜まで仕事してたんだな〜とか思いながら読みました。
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道長の日記を著者がわかりやすい現代語に訳し、その状況を説明してくれる本。興味深く面白かった。1000年以上も昔でも高貴な生まれでも今と同じように時間が流れ日常があったんだなぁ。ただ医療が発達してなかったあの時代だからか今で言うスピリチュアルを信じスピリチュアルで行動を決めるのが滑稽ではある。男性らしいあっさりした日記だけどもう少しいろんな事を書いて教えて欲しかった。世界は自分中心で廻ってるとうたった道長だが50過ぎて病気に苦しんだらしい。その頃ならどう詠んだろう。
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漢文が得意でない道長さん…
時々漢字を忘れる道長さん…
そして後半の日記でも進歩がない道長さん。
こういうのが権力の座にいるのは今も同じか。
穢れがどうしたとか禊がどうとか、その辺にすごい労力を割いている。他にやることあんだろ…って思うのは時代が違うから。でも良くこれでやっていけたな。1000年後くらいに今の時代もそのように思われるのかも。 -
解説で背景がわかり、わかりやすくおもしろかった。単に道長の日記だけでは無味乾燥、おもしろくなかっただろう。入門書としてのビギナーズ・クラシックスの利点だ。
今まで、定子、清少納言、枕草子側からの道長像を見ることが多かったので、弱点もある道長も知れて親近感がわいた。
また当然のことながら枕草子などにも登場する人物がたくさん出てきて、それらの人々の当時の立場も知ることができた。 -
すごく好き
道長も人間だったのだなぁと感じる
注釈でちょいちょい道長のこと漢文かけないだのなんだのdis ってるのも面白い -
華麗なる貴族の日常を想像していたが、日記を読む限り全然楽しそうではなかった(笑)
権力はあるが、しがらみも多く、気苦労は絶えず、常に忙しそうだった。
結局最後は仏にすがるようだった。
普通の人間だった。 -
重田信一先生の解説が、簡潔で時々シニカルでおもしろい。
道長、漢文が苦手だったとは。確かに五男坊だし、お兄さん達がいればあんまり勉強しなくてもいけたような…
野心バリバリの恐ろしいひとというイメージだったけど、そればかりではないみたい。
「崩じ給う」を「萌え給う」って書きまちがえちゃってるって…笑
紫式部日記と並べて読むと立体的になって面白い。彰子の出産の場面とか。
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御堂関白日記からピックアップして現代語訳、読み下し文、解説、白文を並べたもの。3巻からなる現代語訳版は持っているのだが、多くが無味乾燥であまり面白くなかった。もちろん、ここでピックアップされたものは、現代語訳版でも分量があって興味深かったのだが。という訳である程度背景もわかるこの本は題名どおりビギナーズの入門版。やはり他の平安貴族の日記ものも読んでみたい、、、かも。
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平安時代の貴族の生活を垣間見れてなかなか面白かった。
藤原道長の作品
