御堂関白記 藤原道長の日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫)

著者 :
制作 : 繁田 信一 
  • 角川学芸出版
3.73
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本棚登録 : 72
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044072070

作品紹介・あらすじ

王朝時代の事実上の最高権力者であり、光源氏のモデルとされる藤原道長は、どんな毎日を過ごしていたのだろうか。抵抗勢力のために機能不全となる朝廷、ごますり上手な武家の棟梁、道長政権の庇護者、漢詩文の隆盛、2人の妻、親王誕生、金峰山参詣、息子の出家-。本書は、道長の日記『御堂関白記』をわかりやすい現代語訳で読みこなす。道長のすがおを通して、千年前の日々が時空を超えて甦る。平安時代を知る基本図書。

感想・レビュー・書評

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  • 御堂関白日記からピックアップして現代語訳、読み下し文、解説、白文を並べたもの。3巻からなる現代語訳版は持っているのだが、多くが無味乾燥であまり面白くなかった。もちろん、ここでピックアップされたものは、現代語訳版でも分量があって興味深かったのだが。という訳である程度背景もわかるこの本は題名どおりビギナーズの入門版。やはり他の平安貴族の日記ものも読んでみたい、、、かも。

  • 春に京都博物館で陽明文庫名宝展へ行ったので、
    その繋がりで今更ながら読んで見ようと思いました。

    読みながら博物館へ行く前に読めば良かったなぁと思いました。
    面白すぎです。

    解説に助けられてなのですが、
    行間にある背景を知ると思わず吹き出してしまう事柄が続きます。

    ライバル達の動向や、頼りない親戚、苦手な漢文、
    そしてとうとう後世の一族子孫のために書き残しているはずの『日記』を
    読まれたくないと言い出す始末。

    現代との価値観は異なることもあり、自分で何を理解できているか分かりませんが、
    人間らしい喜怒哀楽が垣間見えて道長という人が好きになりました。

    日記に書いたこと、書かなかったことと思いを馳せると楽しいです。

    一息に読み進めるというよりは、ゆっくり、ゆっくりと味わいながら読みました。
    もっと読みたかったです。

    でもまさか、自分の日記が国宝になっているなんて、道長もびっくりでしょうね。

    (追記:そしてついにユネスコの世界記憶遺産に登録されましたよ、道長さん
    2013/09/15)

  • 平安時代の貴族の生活を垣間見れてなかなか面白かった。

  •  日記を記した道長だけでなく、数多の摂関家の人間を評する編者が言は、いちいち辛辣で笑える。各日付にある副題も愉快。
     「バカ貴公子の代表のような~などに比べれば、かなり優秀な方であった」はずの道長に、漢文の駄目出しが凄い。まるで漢文の出来ない兄に対する紫式部と同じ立ち位置である。確かに出鱈目には違いないがwww
     日記自体について述べるのなら、いつの時代も高級官僚って奴はこうなのかもしれない、と一種の諦めに似た気持ちにさせられる。

  • 道長の字の間違いとか、このあたりから新しい漢字を覚えたらしいとかの指摘が面白かった。
    行成や実資の日記も引き合いに出しつつの補足もあり分かりやすい。

    「他ならない」を多用しすぎ。やっぱり読みづらい文章。

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