泉鏡花の「婦系図」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 近代文学編)

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  • 角川学芸出版
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044072230

作品紹介・あらすじ

孤児だった早瀬主税は、ドイツ文学者酒井俊蔵に拾われ成長。しかし恩師酒井の逆鱗に触れ、最愛の妻お蔦との別れを決意する。後篇では酒井の娘妙子を守るため復讐の鬼と化す主税。やがて舞台は悲劇のクライマックスへ-。鏡花が後に加筆し、舞台や映画で一世を風靡した、お蔦と主税の別れの場面「湯島の境内」もコラムで掲載。難解な文体で知られる明治の幻想作家の傑作を、名場面の絶妙な現代語訳とあらすじで楽しむ。

感想・レビュー・書評

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  • 解説があって分かりやすいです。劇では、結構削られてたんだ。しかし劇と作品自体がこれほど乖離しているのも変な話、悲恋とか興味がないので、なぜに劇や映画ではそちらが主題となってしまうのか、と謎。後半や別の部分の方が面白いと思うのですが。酒井が意外と若いの、とスリの挿絵がとても恰好良かったです。

  • 初めて読みました。最後の最後の「隼」の告白にびっくりしました。この男は女たらしなのか?それとも苦しむ女たちの救世主なのか?

  • 明日観る舞台の予習。間に合った…
    「婦系図」は文体の美しさは堪能できても、話として「なぜ?」という疑問が多いし、ちゃんと理解できていない気がしていました。これを読んで良かった!
    当時の芸者さんのことやちらっと出てくる民間信仰の話から、この作品自体の背景までの丁寧な解説、もちろん現代語訳も絶妙。かなり良いサブテキストです。

  • 20120703読了

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著者プロフィール

1943年生。東京学芸大学名誉教授。著書に『深層の近代----鏡花と一葉』(おうふう)、『幻想の近代----逍遙・美妙・柳浪』(おうふう)、『制度の近代----藤村・鴎外・漱石』(おうふう)など。

「2013年 『女流文学の潮流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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