死なないでいる理由 (角川文庫)

著者 :
  • 角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044075026

感想・レビュー・書評

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  • 死なないでいる理由を確認しないと生きていくのがしんどいことがある。幸福とはなにか、なぜに幸福論なのか。読んで良かった。

  • 過去の哲学者の引用を用いながら展開される幸福論と、身近なストーリーで語られる「生きること」や「わたし」。
    自分の今までの人生と重ね合わせて、そうかもなあ。と思うようなこともあり、この本で学ぶ。というより、この本で自分を振り返る。ことができる気がする。
    タイトルを見たときに想像していた内容とは違ったが、よしなんとか生きようかとかも思わなかったが、自分に閉じこもらないようにしようとは思えた。人としての成熟とは何か、幸福とは?、自分のいのちをどう考えるか?。理論武装でこうあるべし、と語らず、ある意味作者の頭の中で「これはこういうことかあ」と語られる文章に、ほっこりさせられた。てかこれが「エッセイ」なんだろうな。

  • タイトルがすごいし、結構好きな哲学者なので買ってみた。
    どうして、生きている理由ではなく、死なないでいる理由なんだろう?

  • 倫理学の話などは良かったのだが、読了後全然死なないでいようとは思えなかった。

  • 鷲田清一の本のなかでは最も好き。タイトルからしていい。
    いくぶん説教的で(そもそも彼のはそれほど嫌らしいものではないが)、ペシミスティックな態度がなくなっているわけではない。当然だ、思想や構えがそれほど簡単に変わってはたまらない。
    しかしながら、文体は丁寧だし、分析自体に奇矯なところはない。処方箋には同意しなかったり、対策のなさにため息をついたりすることもあろうが、認識を提供すること、言語化すること自体、重要な業績だろうし。

    読書メモ的になりましたが、こんな感じで。

  • 鷲田さんの、ずっと前から読みたかった本。
    むずかしい。追いつきたい。
    やはり鷲田さんの臨床哲学は、ひととひととの関係があるからこそ存在する学問で、鷲田さんの文章のやさしさはそこから来るんやろうなあと思う。
    ひととひととが支え合う、ケアについての部分が印象的でした。

  •  生活のさまざまな場面において「老い」を意識するようになり、自分の人生の残り時間をカウントダウンし始めた時、この本に出会いました。図書館から借りて読んだのですが、改めて購入したいと思います。

  • 卒論参考資料。生まれたからには、生きるしかないのだ。自分ひとりのいのちではない。

  • ひさしぶりのわっしぃ本。

    ふつうおもわれているのとは反対の地点からものごとを考えてみること。
    このことが本書では貫かれている。

    タイトルからして、「生きている理由」ではない。
    プライドについて語る件でも、「自助努力とそこから帰結する立派な達成によって自分に自信を持て」という陳腐な啓発本のような語り方はもちろんしない。

    実は知らず知らずのうちに盲目になってしまっているわたしたちの、目隠しを外す手助けをそっとしてくれる。
    いつもそんな語り口のわっしぃがわたしはとても好きなのだ。

  • 他者との関係において初めて成り立つ〈わたし〉に注目するスタンスは変わらず健在。

    そしてそれが私はあまり実感できないのだけれども。

    緻密と言うよりは、著者の深い実感に支えられた、つまり必然ではないが可能性のある議論。
    より練り上げられることのできるような、臨床的視点から発された、示唆に富む文章として読んだ。

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