能の見方 (角川ソフィア文庫)

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  • 角川学芸出版 (2013年8月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784044080044

作品紹介・あらすじ

文学・音楽・舞台・装束・面・古文書など、能は一生かかっても極め尽くせない分野が総合された巨大な文化装置である。能研究の第一人者が、「翁」「井筒」「道成寺」など、名作25曲の鑑賞のポイントと楽しみ方を解説。作品の背景を知り、想像力を研ぎすまして、舞台上に繰り広げられる静と動、明と暗、喜びと悲しみを感じとる。世阿弥の時代から現代に届けられるメッセージを読み解く、能がますます楽しくなる能楽鑑賞入門。

感想・レビュー・書評

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  • 著者が20代から40代にかけて、さまざまな雑誌などに発表した論文・エッセイをまとめた本です。

    第一部「歴史―能のあゆみ」に収められているのは、能の形成過程にかんする著者の論文で、猿楽や唱導劇など中世芸能にかんする研究を踏まえつつ、観阿弥・世阿弥の二代にかけて大成された能のルーツを明らかにしています。

    第二部「作品―能のこころ」は、おそらく本書のメインとなる部分で、「翁」をはじめ25曲の作品についての解説がなされています。ただし、かならずしもそれぞれの作品のメイン・テーマをとりあげているわけではなく、著者の関心にもとづいて作品中のいくつかのモティーフがえらび出され、それについての考証がなされています。

    「能の見方」というタイトルから、入門書のような内容を予想していたのですが、著者自身の研究・批評を展開している文章が多かったように思います。第一部の歴史にかんする議論は興味深く読みましたが、第二部以降はわたくしの知識が十分でないために未消化なところも多くのこっています。

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著者プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科教授。世阿弥および能を中心とする日本の中世芸能・中世文学を専門とし、『宴の身体 バサラから世阿弥へ』、『中世芸能講義』等、関連著書多数。全四巻の『能を読む』シリーズの編集委員。財団法人観世文庫の理事も務める。

「2016年 『世阿弥を学び、世阿弥に学ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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