新版 好色五人女 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044082017

作品紹介・あらすじ

愛しい清十郎との駆け落ちもつかの間、捕らわれ引き離されたお夏。幸せな夫婦生活から一転、ふとしたきっかけで自ら命を絶ったおせん。手代茂右衛門との不義の果て、揃って潔い最期を遂げたおさん。恋しい吉三郎会いたさに放火の罪で火あぶりとなったお七。振り向いてくれない男のために男装してまで追いかけたおまん。運命に翻弄されても最期は自分の意思で生きた潔い女たち。涙あり、笑いあり、美少年ありの西鶴傑作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 恋の切なさ、人に及ぼす影響が悲劇的に描かれているもの。
    唯一、巻五 恋の山源五兵衛物語だけハッピーエンドだった。
    どうせなら全部揃えて欲しかったなぁ。

  • 現代語訳は良かったが、チャンスのようなカタカナ語が混じっていたので少し興醒めだった。

  • 不倫は文化です!
    でも極刑です!
    そんな時代の恋愛物語

  • 有名な八百屋のお七のお話の「恋草からげし八百屋物語」は恋焦がれた男女の悲しいお話し。昔は両思いであっても辛い時代であったのだなあ。
    手紙のやり取りを江戸時代の頃でもあったのですね。

  • 八百屋お七の話が読みたくて購入。
    ツッコミどころが多く、面白く読めた。
    あらすじと現代語訳があるので、内容を掴みやすい。

  • 現代語訳→原文の順で、内容を把握してから読み進められるので読みやすい。
    内容がハチャメチャなのに突飛すぎないのが不思議だ。

  • 原文と現代語訳の二本立て。

    色恋の滑稽さを、悲喜こもごも描いている。

    現代語訳はさらにあらすじまでついているので
    かなり読みやすい。

    注意点としては
    原文とは言っても読みやすく改訂されているので
    その言葉通りの原文ままではない。
    洒落や二重の意味を掛けた言葉遊びなど
    井原西鶴は言葉の美しさが際立っているらしいが
    この本で本来の姿を味わうことは出来ない。

  • 卒論なに書こうかなーと思って読みました。
    とりあえず女性をやりたいので、関係のありそうなこの本を読みて、やりたいこととは違いましたが読みやすかったです。

    文字通り、五人の女性の賑やかしい恋の話でした(^ ^;)

  • 訳・校注の谷脇理史氏の影響が多分にあるとは思うが、五人の女の話は、最後の若衆のふりをする女・おまんの話以外、かなり悲惨であるにも関わらず、どの話もこっけいで、思わずつっこみを入れずにはいられない。

    梗概、現代語訳、校注付きの原文、そして西鶴と『好色五人女』についての解説など、文庫でありながらとても充実した内容である。

  • 大学の課題の参考に。

  • お七の話しが読みたくて。昔も今も人の心は変わらないなぁ。

  • 新訳がとても読みやすく、楽しむことができました。江戸時代当時の恋愛感が知ることができて、とても興味深かったです。ただ、各事件の真相が想像力で補われている感じなのが残念。

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著者プロフィール

(1642~1693) 江戸前期の浮世草子・浄瑠璃作者・俳人。本名は平山藤五。「好色一代男」「好色五人女」「武家義理物語」「日本永代蔵」「世間胸算用」「本朝二十不孝」「西鶴置土産」など。

「2019年 『男色大鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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