- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044083014
作品紹介・あらすじ
全国10万の神社の総氏神、伊勢神宮。ここでは1300年の長きにわたって1年に千数百もの神事・祭儀が行われてきた。毎日朝夕毎に神饌が奉られ、特別に調製された御飯・御塩や乾鰹などが供される。今も和妙(絹)・荒妙(麻)が奉織され、20年に1度の式年遷宮では、社殿その他が新造され、神宝(調度品)などもすべて新しく調進される。これら衣食住にまつわる神宮の知られざる営みと信仰を、もと神宮禰宜の著者が描き出す。
感想・レビュー・書評
-
天照大神を祭る伊勢神宮で、一体どんなことが行われているのか?
そんな好奇心が満たせればと手に取ってみましたが、軽い気持ちで読み解けるような内容ではありませんでした。でも、伝統を継承して行くことがどれだけ偉大なことなのか。それはとてもよく分かりました。
今まで残すことができた伝統が途絶えてしまうことなくこれからも続いて行くことを願わずにいられません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
伊勢神宮の神職である筆者が、内々の立場でしか書けない事を入れつつ、伊勢神宮の祭祀を衣食住という生活に身近な部分にスポットをあててまとめています。先人からの継承と現代の変化を踏まえ、守るべき神宮のあり方を問われているように思います。
-
白洲正子と前後して読んで面白かった。女性にとっての神宮ってどうとらえるんだろう。
-
ほんと言うと、隠されているあれこれが知りたいと手に取った。
でももっと率直に、伝統は継承されなければなくなってしまうという現実が見えた。