雪国の春 柳田国男が歩いた東北 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • 角川学芸出版
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本棚登録 : 73
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044083021

作品紹介・あらすじ

日本民俗学の金字塔『遠野物語』を刊行した十年後、柳田は一ヶ月半をかけて東北各地を訪ね、土地の人々と交わる。その旅行記"豆手帖から"をはじめ、風土と気候が一国の学問芸術に及ぼす影響を述べた"雪国の春"、六年後に再訪した小子内の宿への思いを綴った"清光館哀史"など十編を所収。明治から昭和初期の日本を記録、日本民俗学の父と呼ばれた偉大な先人による、東北を深く考察する文化論。

感想・レビュー・書評

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  • なかなか面白かったけど、柳田の文章は難しいなあ。読むのに随分時間がかかった。

    2018/01/03再読了
    柳田の文章にようやく慣れてきた。慣れると、柳田の優しさがよくわかる。なんとも、いい人だなあ。

  • つい最近柳田国男の著作権が切れたらしい。このタイミングと関係ありそうだが、角川ソフィア文庫で、絶版だったものも含めて柳田国男の諸著作を新装版として出した。本屋の店頭にずらっと並んでいたので、数冊買ってみた。
    本当はちくま文庫で「柳田国男全集」が出ていたので、これはもう絶版だが、中古品をちょこちょこ買っていこうかとも思ったのだった。けれどもそれはなかなか面倒だし、余計に高くなってしまっていたりもするし、ちくま文庫は表紙が汚れやすいので、さすがにあまりにも貧相な見た目だとがっかりしてしまう。
    それに柳田国男は各社から出ている文庫をバラバラに買ったり、図書館で読んだり、青空文庫の無料版をiPhoneで読んだりもしてきたので、もはやどれを読んだのかわからない部分もあって、混沌としている。
    とりあえず今度の角川ソフィア文庫で、何冊かまとめて読みたいと思う。

    さて本書「雪国の春」であるが、これは東北特集である。けれども、民俗学的な文章と言うより随筆、旅行記のようなものが多く、たとえばオシラサマに関してもちらっとしか出てこない。
    相変わらず名文(しかし読みにくい)ではあるが、民俗学的な知の高揚が、今回は残念ながらあまり感じられなかった。
    東北を実地に旅しながらこの本を拾い読みすると、楽しいかもしれない。当時とは全然風景が違うだろうけれど。

  • 現代評論所収。

  • まさかの復刊。民俗学という言葉を出さなくても、タイトルだけで十分に分かってもらえる一冊です。

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プロフィール

1875年兵庫県生まれ。農商務省勤務、貴族院書記官長を経て、1930年代以降は民俗学の著作に専念し、研究会や雑誌を主宰した。おもな著書に、『遠野物語』『木綿以前の事』『海上の道』など。1962年没。

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