山の宗教 修験道案内 (角川ソフィア文庫)

  • 角川学芸出版
3.54
  • (2)
  • (4)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 106
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044085018

作品紹介・あらすじ

修験道は、日本の歴史や宗教・文化に大きな影響を及ぼしてきた。修験道とは何か。古来崇められてきた熊野三山、羽黒山、日光山をはじめとする全国に9つある代表的な霊山を宗教民俗学者が探訪する。インドから来た熊野の神、羽黒開祖の蜂子皇子、大木の下で行う天狗祭りなど独特な宗教空間――。長く信仰され続けた足跡を辿りながら修験道の本質へと迫る入門書。日本人の宗教の原点がみえてくる。解説・山折哲雄

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2021.04―読了

  • 山岳信仰についてチョット興味があり、非常に軽い気持ちで購入してみた。が、わりと難しい語句が並んでおり、宗教や歴史の予備知識に乏しい自分にとっては、少し難しい読書となった。

    古来日本では山に登ってはいけないという、暗黙のルールがあったそうだ。それは大昔の日本人が、亡くなった人を山の中の洞窟などに置いて、風葬をしていた事に由来するらしい。
    そのうち仏教や神道が普及し始め、元々その地に残っていた風習などと重なり、山岳信仰として発展していった。

    たしかそんな内容だったと思う・・・

    写経の墨に使う水は山の池から汲んでいたとか、曼荼羅は宣伝に使われていたなど興味深い考察もあり、少し勉強してからもう一度読み直したいと思う。

  • ところどころに、修験道に対する著者の厳しい意見がわかりやすい言葉で挟み込まれています。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

五来重(ごらい・しげる)
1908‐93年。茨城県生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学科を卒業後、京都帝国大学文学部史学科国史学専攻卒業。高野山大学教授を経て、大谷大学文学部教授、同名誉教授。専門、日本民俗学、宗教史。著書に、『五来重宗教民俗集成』(全8巻)『五来重著作集』(全12巻・別巻)の他、『仏教と民俗』『高野聖』『熊野詣』『山の宗教』『日本の庶民仏教』『四国遍路の寺 (上・下)』『円空と木喰』『日本人の地獄と極楽』など多数。

「2021年 『修験道入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

五来重の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×