木田元の最終講義 反哲学としての哲学 (角川ソフィア文庫)

著者 : 木田元
  • 角川グループパブリッシング (2008年5月24日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044086015

木田元の最終講義 反哲学としての哲学 (角川ソフィア文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 昨年亡くなった木田元さんの、中央大学での最終講義を収めた一冊。主にハイデガー、マッハについて語られています。
    ハイデガーもマッハもその思想を理解していないので、難しい個所もありました。しかし、原書を読み込むことこそ哲学の基本といわれた木田さんの深い理解度合いは十分に感じられ、深い理解に基づく大胆に踏み込んだ解釈は、やはりすごいものだと思いました。

  • 哲学って?理科系?
    ?が続いたが、最後の思想史はなかなかおもしろかった。
    木田先生、若いころはなかなかのイケメンです(笑)

  • 著者が中央大学での最終講義として行なった、ハイデガー研究のハイライトと、
    同大学の最終講演で行なった、エルンスト・マッハによる各分野への影響の紹介、
    及び、文庫版出版にあたり書き足した、ハイデガーの周辺情報の補足。

    いやー面白かった。
    が、とにかく周辺知識が膨大で、樹形図的に話が展開されていくさまはもう、「参りました」と五体投地せざるを得ない気持ちになってくる・・笑
    哲学を職業にするのは、やっぱりすごい

    以下、備忘がてら、印象的だった部分を列挙
    ・『存在と時間』は未完の失敗作
    ・ある=作られてある、のか、自ずから成る、のか
    ・マッハによる形而下二次元世界と、クリムトら<ユーゲント・シュティール>派芸術
    ・ニーチェ『善悪の彼岸』における<われ思う>への考察。思想というものは<その思想>が欲するときにやってくるのであって、<われ>が欲するときにやってくるのではない(p.109)

    面白かった。

  • ハイデガー研究で名高い木田元先生。ご退官前の最後の講義である。最終講義ってのは、まあ自分がどんな研究をしてきたかってのを話すのが基本らしいので、自伝+講義みたいな事になる。
    講義的な部分については、ヴァレリーという人物の存在を知ったこと、マッハの評価について認識を改めたことが大きかった。
    あとね、「自伝なんかいいから早くオレに有用な情報をよこせ!」と思う人もいるかも知れないが、あまり自伝を侮ってはいけない。高名な学者が「学生の頃は、『存在と時間』の原典を何回も繰り返し読んでましたよ」とか言われちゃうと、どうなるか。じぶんも頑張ってみたくなっちゃうのである。『存在と時間』を何回も繰り返し読んでみたくなるのである。「そうしたら自分も木田みたいにハイセンスな研究できるかな」とか妄想しちゃうわけである。(もちろん、同じくらい努力しても芽が出ず、そのまま残念な人生を送る人が、実は圧倒的に多いのだが…)

    とにかく、「人生、頑張り次第でどうにでも出来る」とかいう虚構がほしいときは、有名人の伝記を読むと元気が出ますよ。

  • 大学でこのような先生に出逢いたかった。

  • 最終講義の内容は、”わたしの哲学入門”とか、”反哲学入門”とかを読んでいれば内容は比較的理解できる。
    最終公演のマッハに関する話は、概論に過ぎて個人的にはよくわからなかった。

  • 好きな事、というよりも自分が気になってやまないことを追求(思索という意味でも、社会的にという意味でも)する、という姿勢に一番感銘を受けた。

    西洋の哲学が日本に馴染まないのは当たり前で、だからこそ反哲学として私たちなりの哲学を構築しなければならない、という教えもまあ、そうだろうなという感じ。

    マッハやハイデガーを読んでみようとは思わないが、個人的にはニーチェ理解が深まった。

  • かなり面白かった。マッハに関する部分もとてもよい。すぐにマッハの力学史を買い求めてしまったほど。

  • ざっくりハイデガーのことが復習できた。ざっくりと。マッハの話は勉強不足で、とりあえず読んだという感じ。しかし、木田先生が闇屋になろうかと思ったとは。

  •  ハイデガーについて理解した気分になりたい人は、読んで損なしでしょう。勿論、この薄い本で理解することは不可能でしょうが。ハイデガーへのきっかけとしては、良い本であると考えます。

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