歴史を動かした哲学者たち (角川ソフィア文庫)

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  • 角川学芸出版 (2012年12月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784044086107

作品紹介・あらすじ

ヨーロッパ列強諸国による世界進出と対立、各地で起こった革命と資本主義の生成――加速する時代の中で、哲学者たちはいかに難局を乗りこえ、どのような世界をめざしたのか。デカルト、カント、ヘーゲル、マルクスほか、17世紀から19世紀を代表する11人の思想をわかりやすく紹介。近代哲学の本質を読みときながら、世界の歴史も同時にわかる!哲学者たちのキャリア・マップや著作案内も付いたまったく新しい哲学入門。

みんなの感想まとめ

哲学の入門書として、近代哲学の重要な思想家たちをわかりやすく紹介しています。デカルトからヘーゲル、マルクスまで、各哲学者の生い立ちや思想だけでなく、その背景となる歴史的な文脈も丁寧に解説されており、読...

感想・レビュー・書評

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  • かなり面白い入門書。わかりやすく、ブックガイドも変なものを紹介せず、哲学者たちを敬いすぎない独自の視点もちゃんとある。姉妹編の世界を変えた哲学者たちと比べてこっちは現代ではなく近代哲学。デカルトからヘーゲルマルクスまで基本的なことがわかる。

    著者の砕けたツッコミ文体もなかなか面白く、質も結構高い。ヘーゲルの社会哲学に突っ込むときは明らかにバーリンの自由論を下敷きにしているし、植民地主義丸出しのミルのエリート主義にはしっかりと釘を差している。わかりやすすぎる入門書は砕けすぎて内容の程度が低いということがあるけど、本書はその点砕けてもおかしなことは書いてなくてしかも面白いという点で推奨できる。

  • 20190315 下京図書館
    お手軽感たっぷりなのだが、難しい話ぬきで、だいたいこんなことだ、ということがわかるのは、ありがたい。

  • 哲学者についての概説本。
    デカルト、ホッブズ、ロック、ヒューム、ルソー、スミス、カント、ヘーゲル、マルクス、ベンサム、ミルの11人について、その人となりから始められている。
    「どのような性格」で「どのような生活」をしていたのかがわかり、彼らの思想についても理解が深まるように構成されている。
    思想そのものがわかりにくい思想家もいたが、文章自体も読みやすく書かれているので、あまり苦労することなく読み進めることが出来たように思う。
    また、それぞれの章末に参考文献として推薦図書が数点あげられているのも、今後の勉強に役立ちそう。

    以下、気になった文章。
    自由には二つの種類がある。
    (1)逃げる自由、じゃまされない自由
    (2)なにかをできるという自由
    近代人は国家の専制から逃げる。私の人生は私が選ぶ。私のすることにかまわないでほしい。これが自由である。他人と関係すると拘束もふえる。拘束がふえると私の自由がそれだけ減る。すると、自由人とはなるべく他人とは関わらない人、となる。
    これが近代人の自由のひとつの型である。
    しかし自由にはもうひとつの意味があった。なにかができれば私は自由であり、できないと不自由である。できることが多くなればなるほど私は自由になる。そして他人と共同すればもっと多くのことができるようになるとすれば、自由とは共同である。
    こうして一方の自由は分離と自立を求め、他方の自由は連帯と共同を求める。
    近代の政治哲学はこの二つの自由概念をめぐって旋回する。そしてこれにからんで資本主義と社会主義の哲学が衝突する。【はじめに】

  • 2013年70冊目

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著者プロフィール

1947年神戸市生まれ。法政大学大学院博士課程修了。札幌大学経済学部教授。著書に『世界を変えた哲学者たち』『おもしろ哲学史』『エピソードで読む西洋哲学史』などがある。

「2012年 『歴史を動かした哲学者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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