登山と日本人 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044092214

作品紹介・あらすじ

日本人にとって山は聖地であり、レジャーとしての登山が日本で一般化するのは明治末期だった。日本とヨーロッパを比較しつつ、山と人間との関わりの歴史をたどり、山の魅力に迫る。『登山の誕生』を加筆のうえ改題。

感想・レビュー・書評

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  • 最初はウィキペディアレベルの情報の羅列にうんざりしたが、そういうつもりで流し読むと登山史の概観を得るのには悪くないと思えた。ウィキペディアの情報をこんなにまとめるとしたらかなり労力がかかる。深い情報を知りたければ原典をあたってほしいということなのだろう。

  • これは、登山の誕生、のリニュアル版とのこと。登山の誕生、で満足したのでこちらは流し読み。

  • まずは、古代ギリシャ史から始まりヨーロッパの歴史をひとなめしながら16c~18cまでの大博物学時代まで語られます。著者の小泉武栄氏は自然地理学、地生態学の教授です。地質学者、植物学者がアルプスを発見、またモンブラン登頂していることからか、詳しく書いてくれています。

    日本においては仏教の多様性から始まり、インド、中国と語り、道教から修業の始まり修験道と山岳仏教について。
    熊野信仰や空海、御縮山......、とにかくいろいろ知り得てお得な一冊でした。

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著者プロフィール

1948年、長野県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。理学博士。
専門は自然地理学、地生態学。現在、東京学芸大学名誉教授。著書に、『日本の山ができるまで』(A&F出版)、『地生態学から見た日本の植生』(文一総合出版)、『山の自然学』(岩波新書)、『日本の山と高山植物』(平凡社新種)など。

「2022年 『日本の自然風景ワンダーランド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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