俳句の作りよう (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 68
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044094058

作品紹介・あらすじ

大正三年の刊行から一〇〇刷以上を重ね、ホトトギス、ひいては今日の俳句界発展の礎となった、虚子の俳句実作入門。だれにでもわかりやすく、今なお新鮮な示唆に富む幻の名著。

感想・レビュー・書評

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  • 俳壇の巨匠が自ら初心者相手に俳句の手ほどきをした超入門書です。
    まず、文字を17文字並べる事から入り、段々と核心に入って行く。
    初心者が俳句を作る第一歩として「季語(題)」とは全く関係のない他の事を連想して、その後季語と関連づけよと。感興とか感激とは無縁だが、平凡な句を避けることが出来る。
    最近俳句を作り始めた私は、なるほどと一人合点しています。
    その段階を経た後に「じっと眺め入ること」⇒「じっと案じ入ること」とあり、この段階に行くのはいつの事やら・・・

    「折々のうた」の著者の大岡信が「愉快な虚子」という文を書いています。
    その中で、虚子の若い頃の俳句で「陽炎がかたまりかけてこんなもの」等々の句を取り上げて、「こういうものは、一所懸命勉強すれば、出来るというものではないので、どうしようもない」
    「虚子の場合にはことばの塊が自分の内側にあり、興味を持ったものを目にした時に、その瞬間にことばがスーと出てきて、俳句という形をなす」
    まあ、何というか、初心者の私を絶望に陥れるような文章ですが、事実はそうだろうなと思います。

  • 同じ角川ソフィア文庫から出ている『俳句とはどんなものか』に続いて、読みました。
    だれにでもわかるやさしい言葉で、俳句の作り方が説明されている。
    なかでは、初心の句作法のひとつ、「埋字」が興味深い。
    たとえば、「大蟻の○○○○○○○暑さかな」の中7文字を埋めてみる、といった形で、俳句を作ってみること、だそうだ。
    ああ、それで、毎日小学生新聞に連載のコーナー「俳句王(はいきんぐ)」に「虫食い俳句」というのがあるんだなあ、と、新たな発見。
    さあ、続いて、『俳句はかく解しかく味わう』を読むことにしよう。

  • 『純粋理性批判』(6)を読み終え、(7)がamazonから届く間、
    この本を読みます。
    (2013年7月25日)

    これ、俳句以外の物を書く人にも、お薦め。
    (2013年7月26日)

  • 俳句とは何か、どのようにつくるのかについては、一番わかりやすい本。

    単なる作り方の説明にとどまらず、虚子の綿密な観察眼と徹底した写生へのこだわりが、引用されている句への共感を誘うかのようで素晴らしい。

    「大蟻の…」の句は、蟻の一匹一匹を手にとって眺めているかのようだ。

  • 俳句はゲームなのです。大喜利のようなものなのです。SPUR11月号を読んで作ってみたくなったおしゃれな女子のみなさんに初めての俳句の本としておすすめします。

    【九州大学】ペンネーム:びわ子

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著者プロフィール

明治7年松山生まれ。本名、清。子規、漱石、碧梧桐らと親交を結び、『ホトトギス』発行人となって今日の俳句隆盛の基礎を作る。「客観写生」「花鳥諷詠」など、広く老若男女に俳句を伝え広めると共に、多くの優れた俳句作家を育成した。文化勲章受章。昭和34年没、85歳。

「2021年 『進むべき俳句の道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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