俳句への旅 (角川ソフィア文庫)

著者 : 森澄雄
  • 角川学芸出版 (2009年10月24日発売)
4.50
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • 10人登録
  • 1レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044094119

俳句への旅 (角川ソフィア文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 入門書、通史の類はたくさんあるけれど、
    グッとくるものは少ない…
    きっと、客観性を重んずるあまり、著者本来の
    志向が薄められているせいじゃあないだろうか。

    本書は、かっこうの入門書であるように思った。
    著者は真摯に俳句に対峙しながら、自身を見据えている…
    それが、ひしとつたわってくるから、心揺さぶられるんだと思う。
    あからさまに語ることのはずかしさ…その一方の熱い気持ち…

    こんなエピソードが紹介されている…

    ―おのれをかえりみる暇もなく、あわただしく過ごした。
      少しうそ寒くむなしい思いがある…(テレビの対談で)…
      高峰秀子が「忙しいってはずかしいことよ」といった言葉が、
      いたく胸にこたえて、しーんとしたひとときをもった。

    巻末で紹介されているのが杉田久女…そうした構成を選んだ
    著者の熱い思いが感じられてならない。杉田久女は、
    生涯のほとんどを九州・小倉で過ごしたという。
    「炎の女」と云われた杉田久女を、もっと知りたくなった。

    今年は、森鴎外の生誕150年、松本清張の没後20年にあたる…
    両者のゆかりの地でもある小倉…どうやら清張の文学館も、
    必見のすばらしいものであるらしい…杉田久女から、
    森鴎外、松本清張を追って…今年の夏は、小倉に旅しようかな…

全1件中 1 - 1件を表示

俳句への旅 (角川ソフィア文庫)のその他の作品

森澄雄の作品

俳句への旅 (角川ソフィア文庫)はこんな本です

俳句への旅 (角川ソフィア文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする