平城京の家族たち ゆらぐ親子の絆 (角川ソフィア文庫)

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  • 角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044094140

作品紹介・あらすじ

八世紀に成立した律令制が、「子を育ていつくしむ母」を「子を省みない母」に変えた――。今から一三〇〇年前に生まれた家族関係のゆがみを、『日本霊異記』を中心にした文学の中に読み解く画期的な試み。

感想・レビュー・書評

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  • 古代文学・文献の「家族」にスポットをあて、そこに浮かび上がる、古代の家族観と律令国家出現による家族崩壊や歪みを論じる。

    母と娘、母と息子、父と娘、父と息子…
    神話にみる家族関係や、そこに介入している7世紀の視点、律令制で変化した家族…

    現代に通じる普遍的な指摘を含め、とても興味深く面白いです。

    多岐に渡る参照や視点は非常に「文化人類学」的で個人的に大好きです。

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著者プロフィール

三浦佑之(みうら・すけゆき)
1946年、三重県生まれ。成城大学文芸学部卒業。同大学院博士課程単位取得退学。共立女子短期大学教授、千葉大学教授、立正大学教授などを歴任。千葉大学名誉教授。専攻は古代文学、伝承文学研究。1988年に『村落伝承論』(五柳叢書)で第5回上代文学会賞を受賞。2002年に『口語訳古事記 完全版』(文藝春秋、第1回角川財団学芸賞受賞)を刊行、ベストセラーとなる。『古事記』研究の第一人者にして、通説にとらわれない斬新な論を展開しつづけている。『古代叙事伝承の研究』(勉誠社)、『古事記講義』(文春文庫)、『古事記のひみつ』(吉川歴史文化ライブラリー)、『平城京の家族たち』(角川ソフィア文庫)、『古事記を読みなおす』(ちくま新書、第1回古代歴史文化みやざき賞受賞)、『風土記の世界』(岩波新書)、『出雲神話論』(講談社)など著書多数。

「2020年 『改訂版 神話と歴史叙述』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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