日本人はなにを食べてきたか (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • 角川学芸出版
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本棚登録 : 89
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044094164

作品紹介・あらすじ

コメはいつから主食となり、肉はなぜ忌避されてきたのか。縄文時代の木の実から現代のハンバーガーまで、社会のシステムのなかで日本人はどんな食べ物を選び、どんな料理や文化をかたちづくってきたのか。祭祀・儀礼や宗教、政治・制度、都市の形成など、各時代の歴史背景と深いかかわりをもつ「食」。中世から近世にかけて築かれた「米社会」と、文化としての料理の発展など、日本の歴史に直結する「食生活」通史の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • かぼちゃ、てんぷら、が外来種だと教わると、じゃあ元来の日本人は何食べてたんだろうとずっとおもってた疑問をそのままタイトルにしてくれた。興味をそそるタイトルと、説得力ある言説が、読みやすい。単純に食べてきたものを紹介するだけでなく、そこから見え隠れする日本人論が面白い。

  • 戦後だけ事実を知っているので読む。

  • 購入。

    先史時代から現代まで、日本人がなにを食べてきたのかを当時の出来事も交えて解説している。

    米との関係の説明に多くのページが割かれている。現代に入ってからの説明はとても少ない。

    肉食の禁止もそこまで徹底されていなかったものが、段々と人々の意識に入り込んでくることが分かり、文化は怖いと感じた。

  • 日本の「食」の歴史にスポットを当てた本。

    食に関する歴史を紹介した本はあまり見かけないが、この本では、政治や社会情勢を絡めながら、武士や貴族の食生活及び庶民の食生活をそれぞれ説明している。

    食生活を考えるうえで、政治・社会情勢を理解しておくことは不可欠であるので、まずは、その時代の社会情勢をしっかり理解することが大切である。その上で食生活について考えると、理解しやすいのではないか。

    また、全体を通じて、日本の食生活では、「米」が特別な存在であったことが伺える。
    パン食やハンバーガーが普及してもなお、日本人の食生活は米が中心であるだろうし、それは今後も変わらないだろう。

  • 縄文・弥生から平安~戦国~明治~昭和~近代までの中で日本人の食事で常に中心を占めてきた「米」と食のあり方について、当時の状況を振り返りながら分析した本。明治以降のいわゆる西洋化以前の説明があまりに長すぎて途中で切ろうかと思ったw
    本当は文化・地域ごとの食べる料理の違いとか、むしろ近代以降の食事の変化とかにもっと頁を割いてくれると期待してだけにイマイチ残念。まぁいいか。

  • 読みにくい。表にまとめたり、考察とデータは別にしたり、そういう工夫をしたほうが、論文としてもいいとおもった。内容はとてもいい。肉はケガレ、米は神様。お金の代わりとして流通してた日本の米は、自然発生的だけじゃなくて政治的な意図とかもあって、米を神にした、という考察はぼくの発想にはなかったので、あたらしいなと思った。

  • 日本食は米への執着と肉食(というか屠畜)の忌避から出来ている。こんだけ肉食うようになったのに枝肉すらグロいと言うのは日本人に染み付いた感覚なんだろう。日本食の通史としてとても楽しめた。日本人なら米をくえ!

  • 通史としては満足できる一冊です。

    その分かく課題については別の本を読まなければならない。

  • 乱暴にまとめれば、稲作へのフォーカスと肉食忌避の歴史である、と。
    個人的にコメの神格化は「創られた伝統」(The Invention of Tradition by E.Hobsbawm)じゃないかとにらんでいたのだが、この本を読む限りではそうでもない模様。

  • 2011/0920:箱膳とかある程度食の歴史についての知識ないとついていきにくいなど後半情報が多すぎてまとめ切れていない感じが残念でした。

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著者プロフィール

一九四九年・栃木県生。明治大学大学院博士課程中退。博士(史学)。現在国士舘大学21世紀アジア学部教授。著書『中世村落の景観と生活』(思文閣出版、一九九九)、『歴史のなかの米と肉』(平凡社、一九九三)、『食をうたう』(岩波書店、二〇〇八)他。

「2016年 『日本人はなぜ、五七五七七の歌を愛してきたのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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