空気の発見 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • 角川学芸出版
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レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044094317

感想・レビュー・書評

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  • 空気に関する発見の歴史を学生向けに分かりやすく説明する本。分かりやすい説明と著者の未来ある子供たちへの優しい語りかけで化学の本なのに読んでいてほっこりさせられました。
    理系駄目な私にはこの本くらいで丁度良かったです。

  • 見えない空気の存在に対してわずかな疑問から多くのことを発見してきた科学者の思考にハッとさせられる。

  • 良書です。中高生で読んでおきたかった。大学生の一般教養の時期でもよいかも。科学におけるアプローチ、姿勢的なところは働く大人にも参考になると思う。

  • 空気は重さがある物質だ、との発見はガリレイとその弟子トリチェリー。メイヨウによる燃えることの意味合いの発見、ボイルによる元素の発見。そして二酸化炭素、酸素、窒素、アルゴン、ヘリウム、オゾンの発見まで。決して難しくなさそうなこの世界であっても最初に思いついた人は凄いと思う。この科学の世界も過去数百年に大進歩を遂げたことが分かる。

  • 薄い文庫本なのに難しい…。開いて数ページでついて行けなくなり、現役の理系高校生である弟に教わって分かってきた。高二で習った内容らしい。
    非理系であった私にはハードルは高いけれど、大まかながらも分かったら楽しい。読み終えたら世界が違って見れそうだ。

  • 何故か我が家の本棚にあった本。元理系の血がうずいて久し振りに科学にでも触れるかと思ったのかも。内容は高校で習ったことが大部分で、人並みには真面目に授業を受けていたので、ラボアジエやらゲーリュサック等懐かしがりながら読みました。あとがきでも書いてあるように、科学的発見の背景にある学者達の情熱や覚悟は決して軽視されるべきものではないと思う。単なるテスト用知識を人間ドラマに昇華し、学問をより興味深いものに出来ると思う。高校時代にこの本に出会っていれば...とは思わないけど、もう少し化学に興味持てたかもw

  • 【本の内容】
    「空気」に重さがあることが発見されて以来、さまざまな気体の種類や特性が分かってきた。

    空はなぜ青いのか、空気中にアンモニアが含まれるのはなぜか、二酸化炭素が「固まる空気」と名づけられた理由など、身近な疑問や思わぬ発見を、やさしく解き明かす。

    空気が「魂」のようなものだと考えられてきた頃から、その働きや生活との結びつきが明らかになるまでの歴史を豊富なエピソードで振り返り、科学を楽しくしてくれる名著。

    [ 目次 ]
    第1部(目に見えないもの;空気にも重さがある;私たちをつつむ大気―その重さ;ガス(気体)という考えと、その名のおこり ほか)
    第2部(アルゴンの発見;なまけもののアルゴン;太陽の物質―ヘリウム;ヘリウムと放射性元素 ほか)

    [ POP ]
    人間が生きるために不可欠な空気を切り口に、科学の歴史をやさしい言葉で紹介した入門書。

    空気の重さを量ったガリレオ・ガリレイをはじめ、重要な発見をした科学者は、どんなに権威がある人が言ったことでも、昔から常識になっていることでも、自分が納得できなければ実験をして、出た結果をもとに考える。

    そんな「科学的精神」の大切さも説く。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 書かれた時代のせいでもあるのかもしれないけど、中学生くらいが分かるような体で書いているように見えるのに、高校生の化学でないと習わない概念が説明に用いられたりしていて、対象学年が不明ではある。
    いずれにしても、一通りの知識を習ってしまっている大人が読む限りでは、結構エキサイティング。
    でも何とかしてこれを中学生3年くらいの子どもたちに読ませたいなー。

  • 「空気」の発見やその分析を科学者の功績や科学史とともに解説されている子供向けの本。
    難しい記号よりも、平易な文章が並べられている。

    著者は科学教育を科学史と結びついていることを主張しておられ、『科学的精神をふきこむといっても、科学を創造した人々の思想や生活に、ふれずして、とうていその真随を理解することはできないであろう』とのこと。

    僕自身は科学(こと化学)は苦手なのだけど、童心に帰った気持ちで読むことができた。

    『みなさん、私は、きみたちの中から、第2のラヴォアジェ、第二のドールトンの生まれることをどんなにか、たのしみにまちのぞんでいることでしょう。しかし、私が、もっときみたちにのぞみたいことは、たとえ、むくいられることがくとも、また、たとえ、めざましい研究ではなくとも、科学の巨大な殿堂のかたすみに、ただ一つでも誠実のこもった石をおく人に、なってもらいたいということです。』

    著者の優しさとまじめさがにじみ出る良書だ。
    ----------------
    第一部
     1 目に見えないもの
     2 空気にも重さがある
     3 私たちをつつむ大気――その重さ
     4 ガス(気体)という考えと、その名のおこり
     5 気体の体積は圧力で変わる
     6 マグデブルグでの実験
     7 もえることの意味
     8 元素の考え
     9 大きなまちがい――フロギストン(燃素)の説
     10 「固まる空気」――二酸化炭素(炭酸ガス)の発見
     11 「毒のある空気」――窒素の発見
     12 「フロギストンのない空気」――酸素の発見
     13 酸素のもう一人の発見者――シェーレ
     14 化学の父、ラヴォアジェ
     15 人ぎらいのキャヴェンディッシュ
     16 物質の目方は失われない
     17 物質のもとになるもの――元素
     18 化合物とはなにか
     19 空気は化合物でしょうか
     20 倍数の法則
     21 原子説の誕生
     22 ゲーリュサックと気球
     23 気体のぼうちょう係数はひとしい
     24 気体反応の法則
     25 アヴォガドロの分子説
    第二部
     1 アルゴンの発見
     2 なまけもののアルゴン
     3 太陽の物質――ヘリウム
     4 ヘリウムと放射性元素 
     5 オゾン――におう気体
     6 オゾンと紫外線
     7 二酸化炭素(炭酸ガス)――生命のもと
     8 有機化合物とはなにか
     9 青い炭火
     10 大気のまざりもの
     11 空気にも色がある
     12 空気は液体にすることができる
     13 気圧は高さで変わる
     14 空気の組成が変わる高さ
     15 大気のあたたかさ
    むすび
    あとがき
    ----------------

  • 空気の発見について、様々な科学者の歴史的な発見を順を追って説明しています。

    小中学生を対象にした文体であるため、すごく読みやすいけれど、
    深さはないかな、と。

    ま、きっかけ作りの一冊ですね。

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プロフィール

三宅 泰雄
三宅泰雄:元地球化学研究協会理事長
檜山義夫:元東京大学名誉教授
草野信男:元東京大学教授

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