日本再発見 芸術風土記 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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本棚登録 : 77
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044094881

作品紹介・あらすじ

人間の生活があるところ、どこでも第一級の芸術があり得る――。秋田、岩手、京都、大阪、出雲、四国、長崎を歩き、その風土に失われた原始日本の面影を見いだしていく太郎の旅。著者撮影の写真を完全収録。

感想・レビュー・書評

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  • 岡本太郎の見た時代の日本と、現在の日本のあり方があまりにも経年して(60年程度だが)変わっただけに、岡本太郎の言い分をそのまま飲み込むには難しかった。
    当時は当時なりに、まだ原初の生活芸術みたようなものの痕跡が見出されたのではないかと想像するが、現在のあまりに画一化された上にも新たに画一化され続けている私たちの生活圏では、岡本太郎の見出した芸術も古典に近い。
    今に残る民芸も、実生活から遠のいた懐古的な芸術やセンスの良い趣味になりつつある。
    しかし、だからこそ現代における「第一級の芸術」は何か、そんなものあるのか、と見回してみるのも面白いかもしれない。

  • 180526 中央図書館
    解説で赤坂が書いているように、多数収録されたモノクロ写真の迫力に圧倒される。1950年台の日本のリアリティを感じることができる。

  • 1958年刊行の文庫化。秋田、岩手、京都、大阪、出雲、四国、長崎を歩き日本文化と芸術を見つめ直す芸術論。著者自ら撮影した写真の数々にも鋭さを感じる。岡本が表現する芸術のルーツの一部が感じられる。

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著者プロフィール

1911年生まれ。29年に渡仏し、抽象芸術運動に参加。パリ大学で哲学、社会学、民族学を学び、ジョルジュ・バタイユらと活動をともにした。40年に帰国し、戦後、前衛芸術運動を展開。50年代からは日本文化を独自の視点からとらえなおす論考を精力的に発表したほか、『日本再発見』(角川ソフィア文庫)、『沖縄文化論』(中公文庫)などの紀行を著した。70年、大阪万博で《太陽の塔》を制作。さまざまなメディアで発言を続け、「芸術は爆発だ!」などの名言を残した。1996年没。その存在は現在も若者たちを触発し続けている。

「2020年 『岡本太郎の眼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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