ちょっと早めの老い支度 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
2.89
  • (0)
  • (3)
  • (12)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 68
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044094942

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 図書館で目が合ってエッセイをいくつか読みました。
    終活、断捨離を言われる今、人生折り返し地点を過ぎ、近辺を綺麗にという意識は出てきた(実際はなかなか綺麗にはならないが)。物を増やさないようにしよう。
    (私の)問題は年老いて弱って独居となったとして、気持ちが持つか、というのが一番の不安。

  • 50代に感じる今後の暮らしへの不安や対策が文章で目の前にあらわれて自分のなかのぼんやりとした老後の不安が何となくですが分かった気がしました。
    コーヒーを落としている間に別の事をしてコーヒーの事をすっかり忘れてしまう話は自分のことかと。
    時間を無駄にしないつもりで色々と無駄にしてしまう物忘れが自分だけではないと変な安心をしつつ『ひとつを完了してから次へ移る』の言葉にハッとさせらました。

    参考になることもあれば個人個人で違うのでそうでもないこともありますが前向きな心の持ち方は見習いたいです。

  • それほど老いてはいないけど、ちょっとずつ老いを感じている時に先々のことを考えることは良いと思いました。が、そこまで悲観しなくても…と思うときもありました。

  • 50代女性の実体験による老い支度の指南書エッセイ
    僕が読むには10年早かったかな
    ま、でも心構えとしては悪くない

    僕は将来的に独居の可能性は高いし
    そうなったら今の家や保険や年金やら、さらにその先の介護を必要とする状況になった時の事は今から考えていても早くはない

    エンディングノートはそのうち書いておいた方がいいのはわかるけど
    まだまだ落ち着かないので、色々と決着がついたら改めて考えましょうかね

    ライフスタイルについては、今から将来を見越して質素な生活を心がけた方がいいんだろうけど
    でもまぁ、今は自由にやりたいことを楽しみたいよなぁ……

  • モノ減らしを決意。住まいと家事、人に任せることも。地域デビューが防犯に。エイジングケアの費用と効果は比例。してみたいことは、旅行、ボランティア、洋裁や絵や武道などの趣味。俳句。

    なるほど、そうそう、あるある、ホントそうだね、そっかー、わたしも。

著者プロフィール

岸本 葉子
1961年鎌倉市生まれ。東京大学教養学部卒業。エッセイスト。会社勤務を経て、中国北京に留学。著書に『エッセイの書き方』『捨てきらなくてもいいじゃない?』『50代からしたくなるコト、なくていいモノ』『楽しみ上手は老い上手』『50代、足していいもの、引いていいもの』(以上中公文庫)、『ふつうでない時をふつうに生きる』『モヤモヤするけどスッキリ暮らす』『60代、少しゆるめがいいみたい』(以上中央公論新社)、『ひとり老後、賢く楽しむ』『ひとり上手のがんばらない家事』(以上だいわ文庫)、『わたしの心を強くする「ひとり時間」のつくり方』(佼成出版社)、『60歳、ひとりを楽しむ準備』(講談社+α新書)、『90歳、老いてますます日々新た』(樋口恵子氏との共著、柏書房)、俳句に関する著書に『私の俳句入門』(角川ソフィア文庫)、『岸本葉子の「俳句の学び方」』(NHK出版)、初の句集『つちふる』(KADOKAWA)など多数。

「2024年 『毎日の暮らしが深くなる季語と俳句』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岸本葉子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×