- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044101015
作品紹介・あらすじ
人類が宇宙に進出してから、1世紀が経とうとしていた。宇宙世紀・0079。月の裏側にある、地球から一番遠い宇宙植民地サイド3は、「ジオン公国」を名乗り、地球連邦政府に対し独立戦争を仕掛けてきた。ジオン軍は、その国力の少なさをおぎなうため、諸戦において巨大な機動歩兵「ザク」による「コロニー落し」を行う。その結果、35億人が死滅。全人口の半数を失った人類は、自らの行為に恐怖した。戦線は、ジオン軍優勢のまま膠着。半年が経った。そして、今。連邦軍の反攻作戦「V作戦」が始まろうとしている…。アニメ界の巨星・富野由悠季の永遠のベストセラー「機動戦士ガンダム」。装いも新たに登場!
感想・レビュー・書評
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* 読了直後のメモが出てきたので書き直しました。
あの最初の「劇場版三部作」から気持ちが一歩も出ていません。文字を読んで、シャアの言葉が、池田秀一の声で聞こえてくるうれしさ。それに尽きると言っても過言ではない。
アニメで見るのとは別種の楽しさが、当然あります。文字で読む戦闘シーンが、実はリアルでおもしろい。
アニメなら2秒なんて一瞬です。派手な爆発を、繰り返しいろんな角度から見せたって、それは一瞬。けれど、文章で読むと、そうではない。どんなに細かい生理的な反射があって、どのレバーをどう操作して、一瞬のうちにどれだけのことをなしおおせたのかなんか、アニメでは表現できない。
メカフリークではないから分からない言葉だらけですが、イメージだけは、濃厚に伝わってくる。
アニメではニュータイプだの人の革新だの、リアル感を持たせるためのガジェットでしかないけど、本で読むと、そっちにもけっこう力が入ってるなあという感じですね。
それにしても、どの人物もかっこよく書こう、かっこいいセリフを言わせようとする 作為の目立つ文体であり、物語ですね。 まあ、その辺はあまり深く考えずに、楽しみました。かっこいい人物や行動には、軽薄に惚れたほうが楽しいです。(*^ ^*)
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Ⅰ~Ⅲを読み、勢いで、同様に積ん読になってた「逆襲のシャア」も読んだ。
本としては1999年に「機動戦士ガンダムF91 クロスボーンバンガード」を読んだのが最初。あれ、父と子の物語ですよね。初代のガンダムと基本は同じだと感じました。
アニメは初代しか見てなくて、(劇場版3作のTV放送と、TV版再放送を切れ切れに)延々続いているTV版には縁がない。
結局、池田秀一だけが好きだったんでしょうね。子役時代の彼が私にとってはアイドルでしたという古い話は置くとしても、数十年後、彼の声をTVで聞いて「池田秀一?」と気が付いたくらい。
と言いつつ、その後に登場したクワトロ・バジーナは見ていない。機会があれば、「Zガンダム」だけは見たいですね。 -
ガンダムの小説版
アニメとは異なるオリジナルストーリーが展開
全体の世界観というか流れはは維持されつつ、ニュータイプが登場する。
アニメを見た人でも楽しめる1冊
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小説版のファーストガンダム。ガンダムを好きな人がアニメとの違いを楽しむための本だと感じました。所々文章におかしな点があり、上手い表現とは言えないですが、富野さんは小説家ではないので仕方なしという感じですかね。
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4月7日今日は何の日『機動戦士ガンダム放映』この1冊!
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富野小説の原点。戦闘やキャラの生々しい描写はこの時からあるし、文体も好みは分かれると思う。読みにくいとか文章が酷いと評される事が多いけど、個人的にはそれ程とは思わなかった。むしろ大好き。
1stとは登場するキャラやMSの名前以外は完全にパラレルなので、ガンダムのノベライズとして期待しない方が無難。1stのノベライズなら後々出た密会の方がお勧め。 -
<MOBILE SUIT GUNDAM>
本文イラスト・カバーイラスト/美樹本晴彦
口絵イラスト/美樹本晴彦、末弥純
解説イラスト/佐野浩敏、田中精美
カバーデザイン/CREST・朝倉哲也
装幀者/杉浦康平