機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈下〉 (角川文庫―スニーカー文庫)

著者 : 富野由悠季
制作 : 美樹本 晴彦 
  • 角川書店 (1990年4月1日発売)
3.75
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  • 本棚登録 :347
  • レビュー :24
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044101336

作品紹介・あらすじ

宇宙世紀も一世紀をかぞえ、スペースコロニーに暮らす人々と、地球に住む特権階級の確執は、ますます激しくなっていた。連邦軍第13独立鑑隊のブライト・ノアを父にもつ青年ハサウェイは、マフティー・ナビーユ・エリンを名乗り、宇宙植民者の声を代弁しつつ、連邦政府高官の暗殺を続けていた。マフティー打倒の尖兵であるケネス大佐は、新型モビルスーツ"ペーネロペー"を入手。さらに、"勝利の女神"である少女ギギと同行することで、マフティー(ハサウェイ)に有形無形のプレッシャーをかける。一方、ハサウェイを思い、ケネスのもとを離れたギギは-。巨星・富野由悠季の「機動戦士ガンダム」シリーズ最新作、衝撃のクライマックスへ。未体験の悲劇が、ここに示される。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈下〉 (角川文庫―スニーカー文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 最終巻。結構、評価の高い作品だと思っていたけど、わたしにはあまり合わなかった。
    ギギという存在もそうだが、あまりにも内容があっさりし過ぎている。
    アムロのように人類の革新が現状を把握し、地球を救くという悲しいほどの楽観視でもないし、シャアのように地球に隕石を落とし寒冷化して人が住めない環境にし、地球の自然治癒を委ねるような強制的とも違う。地球に住み着くトップだけを粛正(殺害)していくという、中途半端にも思えるアフティーの活動。
    最後には捕らえられて銃殺刑で死刑。死刑なる主人公など珍しく、それ故に映像化もしないんだろうと思う。
    ①人類の叡智が地球をも救う。アムロ
    ②人類を強制的に地球から追い出す。シャア
    ③人類を地球に縛り付けるトップを殺害する。マフティー
    であれば、人類もまた自然から派生した産物であるならば、人もまた自然であり、人が自然を破壊するのは地球という自然がバランスをとろうとした結果ではないのか、といったUCへ続き。そこで④の選択肢が生まれるだろうか?
    マフティーの資金面などを活動を支援していたクワック・サルヴァーとは誰だったのだろう?
    それに、ケネスがマフティーの正体を隠していたのに、大将によって公にされてしまい、自分の息子が銃殺刑になってしまったことを知ったブライトのその後の心境はどうだったのだろう?

    この物語での登場人物ではレーン・エイムが好きだった。あまり登場の機会はなかったけど、最新鋭の機体に乗りながらも自分の満足する成果を得られず、ゲン担ぎなどをする大佐をみて、「運で戦局が決定しているとは思いたくない、やはり実力だ」と負けている立場に言っているのだから、若々しくて好きだ。

  • ZZとUCの間、ブライトの息子ハサウェイが主人公の物語。富野作品には独特の癖があるがこれは読みやすい部類に入ると思う。三巻だけどすんなり読むことができた。

  • 1990年刊行。

     いやぁ、確かに、このラストは何とも言えない寂寥感を感じざるを得ない。
     元々、著者は、Ζガンダム放映時に、「ファーストが描く輝かしい未来とは対極の、現状認知の物語を描くんだ、」と絶えず発信してきた。この極地がこの作品と言って過言ではなかろう。

     また、温室効果ガス(CO₂だけではない)の人為的な大量放出に伴う地球温暖化・環境異常変動が現実のものとなった現代において、本作が斜めから切り取って見せる人間の救い難き業は、今ここにあるもの同じだと思わざるを得ない。

     いつの時代も変わらないというべきなのか。それとも、21世紀前半期を予見した書というべきなのだろうか。

  • 「閃ハサ」最後まで面白かったー!MS戦の見せ場よりも、感情を描いた物語だったという印象があって、それは小説に適した表現だったのかも。最後も良かったなぁ・・・。

  • こないだKindleセールで買ったやつ読み終わった。

  • 2012.12.13 推薦者:ヴァネッサ(http://ayatsumugi.blog52.fc2.com/blog-entry-243.html

  • 閃光のハサウェイ。ファーストからゼータ、シャアの反乱などの一連の流れの集大成となる作品。

    主人公はあのハサウェイ。どうやら設定では25歳と大人の設定。
    彼がマフティーとなり、連邦軍に対して反旗を翻す話。

    昔から存在は知ってはいたものの、なかなか手にする機会がなかった。

    読後感の感想は他の感想でもあるが、なんとも言えない感じだった。
    富野さんの賛否両論はこういった締め方にもあるのかもしれない。

    とりあえず、シリーズの完結作として読んでおくといいでしょう。

  • 最後どう終わるのか気になっていたけど、こういう終わり方だったんだな…
    ガンダムUCのあと、ブライトがどういう人生を送ることになるのかが気になって読み始めたんだけど、なんとも言えなかった。

    彼はシャアやアムロ、カミーユらとは違い、現場の指揮官として戦わなければならなかったこと、だから生き残り続けてしまったことが、良かったことだったのか…

    ケネスやレーンなど、魅力的なキャラクタがとても多いので、やはり映像化して欲しかったなぁというのが正直な感想。

    あとはもう少しハサウェイがどうやってマフティーになっていったのかの描写があると、より彼の行動の説得力をもたせるかなぁと思った。

    ※ちなみに、私が図書館で借りたのは初版だったので、誤字脱字が沢山あったw これでよく商品として出せたなぁというレベルで。

  • 僕はこの本の終わり方が好きではない。
    そもそも読む前に考えておくべきだった。

    富野監督はfirst小説版でアムロを殺しZテレビ版でカミーユを廃人にし、Vでシュラク隊全員を殺したのだ。露骨なテロリストとして描かれたハサウェイがまともな死に方をさせてもらえるはずはなかった。

    ハサウェイがマフティー・ナビーユ・エリンだとわかっている准将が、ブライトに息子殺しをさせることを忍びなく思って友達である自らが処刑したところまでは良かった。それで終わってくれても良かったと思う。
    それが後腐れない綺麗な終わり方として認めれる形だったのではないだろうか。

    しかしその後マフティー・ナビーユ・エリンの銃殺刑の報をマフティー=ハサウェイであるとして報じたとあった。死後も政に利用されたというのはテロリストの末路としてはよくできているが、ガンダムの主人公としては余りにも不遇な最期だったとどうしても思ってしまう。ハサウェイに対して余りにも救いのない話だった。


    第四十版
    p.90 l.9:ペーネロペーがべーネロペーになってた
    たぶん誤字

  • 逆襲のシャアの続編。ハサウェイがクェスを殺してしまったその後の話なのだが、ハサウェイは既にマフティーになっていてどういった過程でそうなったのかわからないので唐突感が否めない。

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