エンジェル・ハィロゥ 機動戦士Vガンダム(5) (角川スニーカー文庫)

  • KADOKAWA (1994年6月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784044101510

作品紹介・あらすじ

ザンスカール帝国の最終兵器“エンジェル・ハィロゥ”がついに始動した。戦いに終止符を打つため出撃するウッソ。だが彼の前に二人の女性が立ちはだかる。一人は“三日月のブーフゥ”を操るファラ・グリフォン。そしてもう一人は、ウッソの憧れの女性カテジナだった! 一方シャクティは人類を救うためエンジェル・ハィロゥで祈りを捧げ、大宇宙における生命の神秘と奇跡を体感する……。

みんなの感想まとめ

物語は、ザンスカール帝国の最終兵器“エンジェル・ハィロゥ”が始動し、主人公ウッソが戦いに挑む姿を描いています。彼の前に立ちはだかる二人の女性、ファラとカテジナとの関係が緊迫感を生み出し、特にウッソの感...

感想・レビュー・書評

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  • 機動戦士ガンダムから続いたシリーズの延長上に、ギロチン、マリア、ザンスカールのベスパ……奇っ怪とも面妖ともつかぬ幻影楼閣を打ち立てておいて、それをぶっ壊す。三巻以降めまぐるしく移る事態展開の速さは読者も振り落としかねない気はするものの、年数をおいて再読を重ねてみればこれが楽しい。音のみ聞こえて影も形もなかった巨大兵器エンジェル・ハィロゥは最終巻に忽然と姿を現わす。

    エンジェル・ハィロゥの発想にあるペシミズムは人類への絶望とか侮蔑より、これはもう率直にブラックユーモアの創造物だと思います。フォンセ・カガチのというか、富野由悠季のユーモア感覚はこの『小説V』中にも横溢し、最終決戦の最終局面、艦隊特攻が三次元の塹壕戦に変わり、狂騒する戦闘空域が突如、爆走サーキットに変わるあたりは「どうしてだっ!」と、どうしても嫌な笑いが浮かんでくる。凄惨になりすぎたストーリーは少年少女のジュブナイルとしては難解になったでしょうが、シュラク隊ノルマにせよ、クロノクルとカテジナにせよ他にどうなりようもなかった(だろう)切実さは、客観的にはユーモラスで、これら愛らしくもドライな悲喜劇はアニメ以上にサウンドトラックのない小説版の筆致で読ませます。

  • Vガンダム最終巻。「あなたを殺すことなんてしたくなかった!抱かれたかったのに!」という言葉を、ウッソくんが吐いているあたりが小説的。クロノクルとの関係でエロいカテジナさんが見られるのも良き。出番が少なく、ウッソくんに相対するといきなり怖い女になっているのがなんともだが……。エピローグは小説版ならではの詳細さが欲しかったところ。全体の感想として、色々とブッとんでいるのはアニメ同様、自分はそこが好きなので楽しめた。

  • 一通り読み終えた結果、やっぱりTV版の方がインパクトに勝るかな。という感想です。向こうは映像があるのでそれは当然なのかもしれませんが、富野作品にはもっと振り回されたい。というひねくれた性根を持つ私だからそう思ったのかもしれません。それこそ、アニメの前期オープニングテーマの一節『終わりのないディフェンスでもいいよ』くらいの気構でいるので、小説版は少し(富野由悠季としては)小ぶりかな? という印象です。

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著者プロフィール

とみの・よしゆき 「機動戦士ガンダム」シリーズの総監督にして原作者。多くのヒットアニメシリーズを手がけているほか、ノベライズ、オリジナル作品も含めて50冊以上の著作がある。

「2010年 『リーンの翼 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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