機動戦士ガンダム0080ポケットの中の戦争 (角川スニーカー文庫 11-1)
- KADOKAWA (1989年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044111014
作品紹介・あらすじ
宇宙世紀0079-ジオン公国対地球連邦軍の戦争は、ジオン軍の敗色が濃厚になりつつあった。宇宙植民島に住む少年-名前はアルフレッド・イズルハこと"アル"。いたずら好きで、かっこいい戦争に憧れる、いつの時代にも、どこの国にもいそうな、ごくありふれた少年である。その少年と、連邦軍の"できそこない"を追って来た一人のジオン軍兵士との出逢いが、彼のポケットの中の戦争を真実の戦争にかえてしまった-その時、少年の瞳に映ったものは…。大人気OVA小説版、ついに登場。
感想・レビュー・書評
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ファーストガンダムのOVA"機動戦士ガンダム0080ポケットの中の戦争"のノベライズ。新型ガンダム奪取をもくろむジオン特殊部隊の新米隊員と、中立コロニーに住む少年を中心とした物語。
主に戦争とは無縁の少年の目線から描かれており、ほかのシリーズとは違って、タイトル通り"ポケットの中の"といった印象を受ける作品。それゆえに悲劇的な物語のラストに向けて一層切なさが募る。
小説版オリジナルの大ラスは、蛇足のようにも思えるけど、流れとしては悪くないとは思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一年戦争の裏側を描くOVA作品の中でも、一般人のアルやジオン兵のバーニィを主役に人間ドラマに重きを置いた作品。
ストーリーはノベライズに有りがちな変なオリジナル展開はなく、原作に忠実です。
一巻完結でテンポが良いので読みやすく、また登場人物達の魅力がそのまま描かれているので原作のファンも納得の内容です。
問題のラストは賛否両論はあると思いますが、あとがきに述べられてるように原作愛があるが故の結末というのが伝わるので、これはこれで良かったと思います。
ただOVA視聴が前提の星5なので単体なら星4.5かも。 -
サイクロプス隊の渋さに憧れる作品。
ケンプファーはジオンの中でトップクラスに格好いい機体。
最後の結末変更だけが、個人的には-1要素。
気持ちはわかるのだが、野暮な変更だと感じてしまう。 -
アニメ版はエンディングは別として、個人的にそこまで響いた作品ではなかったけど、小説版はアニメよりもリズムよく読めて、とってもよかった!最後は泣けたなぁ・・・!サイクロプス隊カッコよかった!
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とにかく切ないです。
自分がアルの立場だったら、、、
ガンダムの作品は人を大事にした作品が多いが、その中でも、本作は主要の三人の関係が戦争の悲しさを教えてくれます。 -
アニメも名作だけど、こっちも◎
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躍動感
・オリジナルビデオの作品ながら、宇宙世紀の正当なる続編。
・その他の小説に比べて、もっとも躍動感あふれる若々しさに
あふれる作品となっています。
・人とは、宇宙とは組織とはというような、マクロ的な議論が
ない点が他の小説と異なりますが、戦争の中での個々の姿が
ありありと描かれています。
・小説独自のハッピィエンドも、個人的に大好きです。
感動的な物語です。 -
ラストのあの数ページのためだけに読んだ本。あとがきにあるとおり、小説ならこんなオチでもいいじゃない、と思いました。バーニィ…
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小説は小説でよかったと思う。なんてったってバーニィ!!
ただ、作品としてみてみるとやっぱり感動が薄れるラストかな。 -
運命に翻弄される様々な人間の姿を映し出したガンダムの本質に迫る作品。
百年戦争の歴史の中で二番目に好きなエピソード。