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- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044113063
感想・レビュー・書評
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はるかな太古… 月の夜、隼人の長の家に双子の姉妹が生まれた。一人は咲き乱れる花のごとく、笠沙の地をやさしく美しく、守り育むことを願い「此花咲夜」と名づけられ、もう一人は岩の命が永遠であるがごとく、一族が永遠に栄えることを願い「石長比売」と名づけられた。
同じ頃、中国大陸では、忠臣・伍子胥亡き後、呉は堕落しきった王・夫差のもと、滅亡のときを向かえていた。兵法家・孫武(孫子)は、王の死後、手だれの武将と兵とともに南に走る。呉の始祖・太伯の子孫を向かえ東海にあるという理想郷に渡り、新たなる呉の国を創りあげる壮大な計画だった。
そして、十数年後。美しく成長した双子の姉妹の住む隼人の地に見慣れない船団があらわれる。船団を率いるのは若き呉の王「太伯」だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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