機動戦士Zガンダムフォウ・ストーリー: そして、戦士に (角川スニーカー文庫 19-6)
- KADOKAWA (2001年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (129ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044119065
作品紹介・あらすじ
一年戦争時、ジオンの極東へのコロニー落としにより家族、さらに自分の記憶までも失った少女がいた。戦後、焦土の中をたったひとりで生き抜いてきた彼女は、あるきっかけでニュータイプ研究所のひとつ、ムラサメ研究所に引き取られる。被験者番号004・フォウと名付けられたその少女には、強化人間養成のための、過酷な訓練と運命が待ち受けていた…。カミーユと出会う以前のフォウの生き方を描いた伝説のストーリー、ここに復活。
感想・レビュー・書評
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カイ・シデンが出会った、ミハル・ラトキエの弟であるジルと、アマリ、そしてキョウ(フォウ・ムラサメ)が主な登場人物たち。
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Zガンダムの悲劇のヒロイン、フォウ・ムラサメがカミーユと出会う前の物語。戦災孤児だった彼女がムラサメ研究所に引き取られ、強化人間として訓練を受ける過程がホンコン・シティ出撃の瞬間まで語られています。
4番目の被験者ということで、フォウと名づけられた彼女ですが、冒頭でキョウという名で呼ばれています。そして劇中で彼女が欲してやまなかった過去の記憶・・その真相が語られています。
あと驚きなのが、ミハルの弟が登場。
色んな驚きとともにフォウの哀しい背景を知らせてくれる本でした。
この小説の中に白いサイコガンダム(冷蔵庫)と赤いハイザックが出てきます。この2つを絡ませて名場面を作ろうかとも思いましたが、両者は絡んでいないので却下。でも簡単な改修とリペで作れそうなので機体だけでも作ってみましょうかね~。
余談ですが、彼女の不遇の最期に納得のいかなかった私はせめてゲームの中だけでも・・と、ロボット大戦では彼女を仲間にしてカミーユと共闘させるというのが常でした。それやっておくとシロッコに魂もってかれずに最後までカミーユ使えますしね。
その後、ファも加えた三角関係に発展していきそうですがまあそれはそれ。
個人的にはフォウの圧勝のような気がするので、ファにとってはあんまりよくなかったかもしれませんなぁ~・・。
などというどうでもいい考えをめぐらしたりもするのでした~ -
茂木さんにオススメされ借りた本。
むちゃくちゃ面白かったんですけど!
ガンダムシリーズ、おさらいしようかな。DVDでも。 -
記憶。
それは人の財産であり、足がかりであり、後ろ盾であり、拠り所でもある。
大切な記憶だけでなく、忘れたい記憶もあるだろうけど、
人はそれを背負い、踏みしめ、土台としながら歩んでいくのだと思う。
………
「ねえ、フォウ」
「なあに?」
「思い出はこれからいくらでも作れるって言ったね」
「ええ」
「その思い出……僕と一緒に作らないかい?」
……… -
Zガンダムにハマりすぎて、横道それました。
哀しいお話です。 -
質の良い同人誌