末枯れの花守り (角川文庫)

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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044120078

感想・レビュー・書評

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  • 人の心には花が咲く。傲慢さを、臆病さを、一途さを苗床に、牡丹が、百合が、曼珠沙華が咲く。それはけして枯れることのない、永遠の花。

    永遠の花を求める「永久の姫君たち」と、人の心に咲く花を守る「花守」の物語。

    角川文庫の解説で夢枕獏さんが書かれている通り、泉鏡花を思わせる妖しく美しい物語です。鏡花の文章は、夢と現実が曖昧で、ぐるぐると暗くて絢爛な世界に入り込む感覚がしますが、同じような感覚をおぼえます

    全体的に、歌舞伎を引用した演出や、和装の描写がとても繊細で、そういったものに興味を持たれる方には是非ともおすすめです。
    (あと個人的に夢枕獏さんの解説がとってもおすすめなので、是非とも角川文庫で読んでみてください!)

  • 何度も読み返しているので文庫本がぼろぼろです。

  • この本を読んで卒論のテーマを決めたという、かなり読み込んである一冊です。

著者プロフィール

1963年生まれ。SF作家。2015年、『放課後のプレアデス みなとの宇宙』のノベライズを上梓。他の著作に『おまかせハウスの人々』『プリズムの瞳』など。本作がはじめてのビジュアルブックとなる。

「2016年 『GEAR [ギア] Another Day 五色の輪舞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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