三剣物語2 氷の剣 (角川スニーカー文庫)

  • 角川書店 (1991年2月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784044122027

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  • <1988年=和製ファンタジー記念の年……??>


     昔話で恐縮ですが、主に女性作家の手による和製ファンタジーというものが、わりとブームになった年代がありました。
     ひかわ玲子の小説『三剣物語』も、その時代を語る作品の一つと言えます★
     ここで述べるブームとはいつからいつまでを指すのか、諸説ありそうですが、仮説としては1980年後期~1990年代。特に1988年がエポックメイキングか? と考えています。

     1988年には何かがある★ 私が好きになったひかわ玲子著作で言うなら、このような出来事が起きた年でした。

    『バセット英雄伝エルヴァーズ』の版元である富士見ファンタジア文庫が創刊。
    『三剣物語』の版元である角川スニーカー文庫が創刊。
    『バセット英雄伝エルヴァーズ』を連載するファンタジー専門誌『ドラゴンマガジン』(富士見書房ブランド)が誕生。

     日本でファンタジー小説の創作&発表の場がととのった時期なのかもしれません。
     ただし、その辺りで私が出会ったファンタジー小説というのは、作者は純日本人でありながら物語の舞台はカタカナ名で、登場人物の名前や外見の特徴、生活様式なども、明らかに西洋風に寄っていたのです★
     読者としては全く違和感を覚えなかったのですが……、角度を変えれば西洋かぶれという見方もあるのかもしれません★

     しかしながら、著者たち(作家にもよるのだろうけれども★)が伝統ある英米ファンタジー文学や、ヨーロッパの英雄騎士譚などをどっさり読みこみ、自らの血肉としてきたことは一目瞭然でした。作品から教養度の高さがあふれていたのです☆

     殊にひかわ玲子著『三剣伝説』は、借り物ではない感覚が通い、固定ファンをつける魅力が強く、読む側が「私たちの世界だ」という充足感をおぼえる良作でした♪
     この頃、日本のFT作家たちは単なる模倣を超えた<剣と魔法>文化の定着に成功し、ファンタジーを愛する読書家にとっても、このテイストが自然になったのではないでしょうか。

  • どうにか炎の剣を手に入れた王子。
    次にしなければいけないのは、友人達の奪還。

    王子を戦わせたい側と、行きたい王子。
    当然反発は起きるものですが、結局許可が。
    権力者として、この判断はどうなんだろうと思いますが。

    思い切った方法での潜入。
    そして向こうで知ってしまった、恐ろしい現実。
    そもそも、別々にしてしまったら
    ちゃんとした状態で保存されるのでしょうか?

    最後の方、微妙にご都合主義な感じもします。
    副題なのに、残り5分の1しか出てきてませんし。

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