終わりのないラブソング 1 (角川ルビー文庫 1-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 188
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044124014

感想・レビュー・書評

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  • 栗本薫さんの濃さに吉田秋生さんのさっぱりとしたイラストが意外に合ってる。当時中学生だった自分には色々痛々しく感じられて途中で読むのを止めていた。完結後機会があって再読。今度は設定に時代を感じて読むのが辛い(笑)。が、それも途中まで。最終巻の後日談「TOMORROW」読み終えたときには深く物語に入っていた。傷を抱えて生きていく登場人物たちに幸あれ。気軽に萌えられるBLではないです。

  • う〜ん、なかなかしんどい本ですね。これが9冊もあるのか、、、
    そのスジの人には評判いいようですが、私にはキビシイ。主人公二葉は何をグダグダ言ってんだ、って思ってしまいますね。(独白ばかりで実際にはしゃべってませんが。) 登場人物が全員女だと思えばもう少し読みやすいか、と思ってみたりもしますが、それだとやはりちょっと違うかなぁ。

  • 物語全体はこの後9巻くらいまで竜一との関係性にどんどん突き進んでいくのだが、やはり読み切りとして書かれた第一話「終わりのないラブソング」が秀逸。読み切りとして1話完結で読んであげたい輝きがある。ヤンキー達のオンナにされてしまっている僕こと二葉と、完全無欠の優等生・勇介の関係が切ない。少年院のフェンス越しのキスはJUNE界屈指の名シーン。

  • 栗本薫ものは現在BL系を続けて読むパターン。比較的描写はそれなりなんだろうが。主人公に少しだけ似ている部分があるだけに感情移入できる部分もある。でも、本来の想定読者とはやはり離れているのだろう、たぶん。

  • すごく痛くて、切ない。吉田秋生先生の絵もあいまって、二葉とアッシュが重なる。二葉の唯一の拠り所が勇介。けれど竜一との関係も気になるところ…、どうなっていくんだろう?

  • 栗本薫読破の義務感で読んでいます。
    2度目だが,正視できないので斜め読みしています。

    一人の人間を描写したいという気持ちは分かるし,
    その人間を取り巻く人物も描写したいという気持ちも分かります。

    それを売り物にするところが栗本薫の初代腐女子の称号を与えるのにふさわしい作品かもしれない。

    最初はスニーカー文庫で出ていたことを知りませんでした。
    (2)からルビー文庫で出ています。

    学園ものか、Boys Loveかは読み手次第なのかもしれません。

    栗本薫の原点のような小説です。

  • 何ていうかすごいなあと。二葉と竜一に結構救いがない感じとか色々全体的に重いです。
    でもBL読む人なら読んで損ないと思いますよ。


  • 大学時代に好きになった人に初めて借りた本がコレ。


    ごっついヤオイ本。

  • 栗本先生の追悼の為読み始めましたが圧倒的すぎてBLの枠にはくくることができないのでこちらの本棚に入れました。
    本当に痛くて苦しくてこれでもかと思うくらい痛めつけられてもまだ続いて、本当に地獄が見えそうです。特に初期は。
    これがJUNE…と思いながら読みました。耽美中の耽美で名作中の名作だと思います。
    ご冥福をお祈りします。

  • 「BANANA FISH」の吉田 秋生さんのイラストでした。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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