黒の間奏 (角川ルビー文庫 1-12 レクイエム・イン・ブルー 3)
- KADOKAWA (1998年6月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044124151
作品紹介・あらすじ
「大阪へ帰ろう、ユキ。嫌やというても、連れてくけどな」-昔、ユキを囲っていたやくざ、龍崎がユキを取り戻しに現れた。おびえるユキ。だが、果てしない懊悩のなかで呻いていたレンは、意を決してユキへの愛を告白、ユキを守るために龍崎に立ち向かったのだった。「勝負して下さい。僕が勝ったら-ユキは僕が…いただきます」レンが切り出した、命を賭した"勝負"とは?愛の神話は、ついにクライマックスを迎える。
感想・レビュー・書評
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いろんな愛の形があるけれど、執着というよりも妄執…なのかな?
レンだけではなく、高見沢も龍もユキの毒牙にかかった被害者のように見えました。
やっていることは当然ユキのほうが被害者だけれど、ユキにかかわったからこその狂った人生を歩んでしまう三人が不憫とは思わないが、周りを見れなくなっている様にゾクゾクします。
あのナイスミドルな高見沢も昔はそんなんだったんだ…と考えると、今のレンの心情は彼にとって手に取るようにわかることなのだとおもいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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