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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784044125271
作品紹介・あらすじ
多重人格の女、金持ちと見せかけて無理な豪遊をする女、そして孤独な女探偵。衝撃のラストに向かい歌舞伎町の闇に落ちていく三人の女と、その人生を狂わせる一人のカリスマホストとの愛と金を描ききる、問題小説!
みんなの感想まとめ
愛と金、そして心の闇をテーマにしたこの作品は、複雑な人間関係と感情の葛藤を描き出しています。多重人格の女性や豪遊を繰り返す女性、孤独な女探偵が交錯する物語は、特にホストを中心に展開し、彼の影響で変わり...
感想・レビュー・書評
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中村うさぎの小説の中で一番印象に残っている作品。
主人公のホストの青年を主軸に様々な女性を描いています。
作者自身がホストに入れ上げた経験が如実に現れた傑作だと思います。
切なくて何処か怖さもある作品。
中村うさぎは、心の闇を描くのが上手い作家さんだと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっと、ホラーって思うところがあったり、多重人格になった背景が重過ぎたり。。。
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ホスト・リョウを主軸に、周囲の女たちの姿を描いた話。「胸に鉛の月を抱き」「月はステラ星はルナ」の章がどっちもかなり印象強い。もう一つの「海にいるのは」もキツイんだけれど。中村うさぎの小説って、読んでいてキツイと思うような話が多い。胸をえぐられるような汚さを隠すことなく書いてしまうからこそ、美しいし哀しいのだろうか、なんて考えてしまいました。そして、「エピローグ」がホラーで怖かったです。
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久々に本で泣いてしまった…
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実生活でホストにハマったことがある中村うさぎさんが「無償の愛とお金が介在する愛ってどう違うの?」的なことを描いた若者向けっぽいけど実は深い意味がありそうな小説。
芥川龍之介の『藪の中』みたいにそれぞれの主観から見た「愛」が描かれていて、人間って面白いなと思いました。
たまには自分の「心」を見つめる時間を持った方がいいなと感じた「ゆったりとした心象風景が流れるジェットコースター小説」だったよ。 -
とあるホストを軸に展開されるサスペンス小説であるが、資本主義社会の病理を見事に描いた小説でもある。そのため、全体的に暗い雰囲気で物語が進むが、お金に振り回されないための対処本として読み解くことができる。これは本作の中心人物で、ホストとして働くリョウの仕事に対する姿勢と思考が象徴的だ。ホストも例外なく、競争社会のなかで生き抜く必要がある (客が売掛けを払わずに逃げると、ホスト自身が処理しなければならなく、最悪、借金まみれとなる)。したがって、あの手この手で利益を得なければならない。そこで、リョウは、客と微妙な心の距離を置いて、うまく自分の利益となるように誘導する。その客がたとえ容姿が醜悪であったとしても、とにかくお金を遣ってくれる人が一番だと考える。これは人間を人間と見なさずに、あくまで「商品」としてやり取りをする。そのほかにも、お金による人間関係の亀裂やお金のために人間の資本である身体を売ろうとするなど、お金に翻弄されるさまが描写される。いずれにせよ、これを読むと、お金の恐ろしさがが身に染みるだろう。
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よくわからなかった
うさぎさんはエッセイの方が好きだ -
bookoff
201003
sold -
さみしがりの女性なら共感できるはず。
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