闇の運命を背負う者 エピソード3 (角川スニーカー文庫 46-8)
- KADOKAWA (1999年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044146085
作品紹介・あらすじ
『マスター』によって、『闇』としての、偽の記憶と能力を与えられ、同じように生み出された『光』たちと戦いを繰り広げていた仁たちはその使命が偽りのものだと知り、ついには『マスター』を倒して、戦いは終わったかにみえた。御島は謎の少女・摩耶桂実に襲われ、螺郷は『人形使い』御髪沼検悟の襲撃をうける。そして仁は喧嘩友達・柊真と対峙する。不毛な戦いの決着はいかに。シリーズ、完結。
感想・レビュー・書評
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力を持っているといないとに関わらず、人はみな、自分の心に潜む闇を持っている。その闇に飲まれることなく、自分自身であり続けるための戦いなど、誰もがやっていることなのだsということが。今ならば、仁は生きていけるような気がする。人の心が背負った闇に負けないように。真実の正義は神の御元にのみある。正しいものは必ず勝つ。だから正しく行きなさい。
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神坂いわく、テーマは「人は運命に立ち向かえるか」ではなく「運命なんてすぺぺのぺ」だそうです。(多少うろおぼえですいません)
レビュー書いてて、無性に神坂読み返したくなる・・・どこいったんだろ私の(現実の)本棚。いずこ。
冒頭とか、ああ神坂らしいなぁーと思った記憶があります。
あと確か意外と描写が凄惨だったなぁ。それもまた味。
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黒幕の退陣により戦いは終わったかに見えたが、事態は思わぬ方向に動いていく。バトルロワイヤル的な展開も見せつつ、やっぱりちょっとは闇の運命を背負っているシリーズの完結編です。