百鬼夜翔 霧が惑う暗夜 (角川スニーカー文庫)

制作 : あるま じろう 
  • 角川書店
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本棚登録 : 31
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044152314

作品紹介・あらすじ

人間と妖怪の双方を混乱に陥れた魔霧の脅威を阻止するため、"スーリエ・ルージュ"のメンバーは霧の発生源である富士の山頂を目指していた。次々と現れる敵妖怪との苛烈を極めた戦いの最中、洋大たちの行く手をふさぐ意外な敵が現れた!!いまだ日本を覆う魔霧はその闇の中に二重、三重の罠を張り巡らせていたのだ!洋大は、律子を、麦を、そして日本を救うことができるのか!?『百鬼夜翔』シリーズ、クライマックス霧3部作の第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 再読。

    全編テンション高め。

    ささ、次巻へ。

  • 前回「霧が閉じる黄昏」の続編。前、中、後編の中編にあたる。
    ライトノベルにおいて重要なのは登場キャラの性格付けだが同じく重要なのは読者をその世界観に引き込む力だと思う。
    このシリーズ、そして前シリーズにおける妖魔夜行シリーズではその世界観は特徴的ではあるが日本人にとっては身近な存在、「妖怪」を分かりやすく日常世界に溶け込ませるという事に成功させていると思う。
    そして前シリーズは一応の主人公格である人物の成長と力がインフレ化する敵側のいわゆる「ドラゴンボール状態」を避けるべく20世紀ならではの最強の敵を使って物語は円満を迎えた。
    そして新しいキャラを投入して開始された今シリーズもいよいよ終盤である。
    今シリーズの主人公も成長を遂げ、円満に向かっているのであるが、この作品の問題点がある。
    その問題点とは、新シリーズと銘打っておきながらの前シリーズの登場人物の登場頻度の高さである。
    この話が始まる前の短編集の段階では、名前が出てくる程度の「前作からのファンがにやりとする」くらいだったのだが、この最終章では半分とは言わないまでも、かなり話の重要なポイントを占めている。
    それも前の短編シリーズのみ読んでいるだけでは分からない。
    小説というジャンルには含まれづらいテーブルトークRPGのルールブック、リプレイ、データ集など「SNEの出す妖怪物」を網羅している人でないと全ての登場人物を理解できないと思われる。
    小説という形態という物語で
    「突然登場したキャラクターが物語の大部分で活躍する」
    こんな状態では今シリーズからの読者の心境は離れるのではないであろうか。
    わざわざシリーズ名を変えて仕切り直しをした意味がいまいち分かりづらくなっていると思われる。

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