トリニティ・ブラッド アポカリプス・ナウ (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044184155

作品紹介・あらすじ

大災厄で文明が滅んだ遠未来。異種知性体・吸血鬼と人類の闘争が続く暗黒の時代-薔薇十字騎士団の策源地・旧都ヴィエナに集結したアベルたちAx。だが"氷の魔女"ヘルガは騎士団内で敵対するケンプファーを抹殺し、さらにはAxをも壊滅させるべく、完璧なる罠を巡らす!ついに書かれずに終わった連載最終回「アポカリプス・ナウ後編」の構想を収録して贈るノイエ・バロックオペラ『トリニティ・ブラッド』R.A.M.最終幕。

感想・レビュー・書評

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  • オルデン内の仲違いがありーの、アベルとユーグがコンビ組んでたりと、いつもとちょっと違った内容で見られるのが面白い。
    途中、R.O.Mでは考えられない魔術師と行動を共にするアベルがいるなんて、どうなっちゃってるの?って所で、これ以上物語が進まないとは…なんとも寂しいことですな。

    ゲルマニクスがオルデンとやや噛んでいる所とか、危うい関係やら繋がりやら…ここでも言うけど、短編としないで時間軸の違う一つの物語として成立させれば、もっと読みやすくて分かりやすかったのになぁと思うよ。
    外伝は、最後に持ってくれば良いし、あの途中経過にはこんなこともあったんだって想像出来るしね。

    中盤のカテリーナ、教授、そして登場シーンは少ないカーヤと、このお話は結構好きだな…カテリーナが頑張る姿が見られるし(ピンチ過ぎる展開だけど)。

    最後に、これ以上紡がれなくなった物語の構想などが掲載されているけど、これがもし発表されていたら、この山場は本当に面白かったんだろうなっていうのが伝わってくる内容だよね。
    読んでみたかった、この先も…。

  • Reige Against the Moons

  • 過去編最終巻にして永遠の未完…
    初見時はこういう終わり方が初めてのせいもあり受け入れにくい現実でしたが、改めて読んだ今になってやっと先生の死を受け入れられた気がします。
    前は、じぶんとかかわりない人=ファンタジーというか、現実感のないものという感じでむりやり自分から切り離していたというか。
    なのでプロットのみのところは目が泳いでしまっていたのか、読んだはずなのにほとんど覚えていなかったです。
    改めて読んでみると、あえてプロットでも公開する、神学大全のように設定集をまとめるというあたりに、先生と編集部の熱い思いややり取りみたいなものを感じるし、読者に向けられた真摯な対応というか、こういう物語を伝えたかったんだ!!っていう情熱みたいなものを感じました。
    すごくすごく遅くなりましたけど、きちんと向き合えてよかった。

    そして舞台はイシュトヴァーン、アベルとエステルの物語へ。

  • Rage Against the Moonsシリーズ以下↓
    フロム・ジ・エンパイア
    サイレント・ノイズ
    ノウ・フェイス
    ジャッジメント・デイ
    バード・ケージ
    アポカリプス・ナウ ※未完

  • 吉田先生最後の一巻です。RAM最終巻。
    文章は前編のみで、後編は書かれることなく終わっています。巻末にプロットが付いているということで、吉田先生のプロット……と拝見するときは胸が疼きました。文章を読むのと物書きさまのプロットを読むのって全然意味が違うと思うのですよ。自分だってプロットを見せるとなれば、自分の頭も心も全部中身見せてくださいって言われてるように感じてしまいます。以後の伏線についての注釈とか、無駄のないプロットに感動しました。
    これで後編も書かれて完結すれば、表紙はAxの1巻アベル〜6巻トレス・イクスで綺麗に終わっていたのでしょうが。このラストがROMの最初につながることになっていたようです。
    本当に世界が惜しい方を亡くしたと思います。

  • 借本。
    「神学大全」を買ってしまったので。
    ROM6巻、RAM4巻迄読んだ際、「トリブラはもう読まない」と決めたのに。
    「著者の急逝により未完」とわかっていながら読むも…

  • やっぱりー、すきだ・・・

  • 作者の急逝によって未完となってしまった作品。大まかに前編だけとなってしまっていて、巻末には後編のプロットが載っている。
    うーん、この巻でR.A.Mは終わりだっただけに残念でしかたがない。

  • やっぱり、完結していないから・・・吉田先生の急逝による断筆ではありますが、そして出版されているこの前半部分はとても面白いのでありますが、だからこそ未完の作品に★をつけることはできません。本当に本当に惜しいです。

  • この後編を書くことなく吉田先生はお亡くなりに…惜しい方を亡くしました。

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