夢から、さめない (角川スニーカー文庫 85-1)

著者 :
  • KADOKAWA
3.74
  • (8)
  • (4)
  • (15)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 58
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044185015

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最初は全然関わりのない3組の男女の話だった。しかし、「動物園襲撃計画」が書かれて一冊のノートを通して繋がっていく。独特な世界観で不思議な話だった。

  • たどたどしいけど文章がとにかく綺麗だと思います。
    いくつもの物語が重なって一つになるところが――世界が構築されていく様子に意味があり、彼らの出会いの必然性に心を打たれます。

    今でも読み返す一冊。

  • 昔ラジオドラマをやっていて、名前、空気、世界観…そういったものがすごく好きで。
    本当に本当にこのお話が大好きでした。

    感情的に書かれているようなのに、どこか冷めているような文章がすごくツボだったのでしょう。
    私の中の白倉由美小説No1

  • 文章でもこの人らしいな、と思ったり。

  • 「大きくなりません」の方が好きなのだが、選んでしまったのは「夢から、さめない」だった。白倉由美は世界を何人かの視点で共有するためにこの小説作法をとったらしいのだが、反対に私は登場人物が語ることでしか奥へと進めない箱庭のような自己完結した世界に感じた。今作の登場人物達は動物園襲撃計画をきっかけに、自分たちがいた世界から新たな世界への一歩を踏み出した。だがそこも、箱庭の世界のような――そんな、抜け出せない閉じた世界をこの話から感じる。勿論、良い意味でだが。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1965年千葉生まれ。
著書に「きみを守るためにぼくは夢をみる」(星海社)、「ネネとヨヨのもしもの魔法」(徳間書店)等がある。

「2016年 『僕らの惜春』 で使われていた紹介文から引用しています。」

白倉由美の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
白倉 由美
大塚 英志
梨木 香歩
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×