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- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044185015
感想・レビュー・書評
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最初は全然関わりのない3組の男女の話だった。しかし、「動物園襲撃計画」が書かれて一冊のノートを通して繋がっていく。独特な世界観で不思議な話だった。
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昔ラジオドラマをやっていて、名前、空気、世界観…そういったものがすごく好きで。
本当に本当にこのお話が大好きでした。
感情的に書かれているようなのに、どこか冷めているような文章がすごくツボだったのでしょう。
私の中の白倉由美小説No1 -
文章でもこの人らしいな、と思ったり。
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「大きくなりません」の方が好きなのだが、選んでしまったのは「夢から、さめない」だった。白倉由美は世界を何人かの視点で共有するためにこの小説作法をとったらしいのだが、反対に私は登場人物が語ることでしか奥へと進めない箱庭のような自己完結した世界に感じた。今作の登場人物達は動物園襲撃計画をきっかけに、自分たちがいた世界から新たな世界への一歩を踏み出した。だがそこも、箱庭の世界のような――そんな、抜け出せない閉じた世界をこの話から感じる。勿論、良い意味でだが。
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